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療養病床の褥瘡患者、過半数が院内で発生-慢性期医療協会調査


慢性期3-4.JPG4ページ。いろんな対策を90何%と、高率に行っている。ただ、栄養改善率につきましては、7割ぐらいしか行っていないということで、この辺については今後の課題。血清アルブミン値のモニタリングも定期的に行っているのは7割以下にとどまっている。アルブミンが3グラム以下の患者さんが35%で、要するにに3分の1以上。これも問題。3-3.5グラムという正常値に近いところまで改善した患者さんは3%や4%ということで、ちょっとこの辺が褥瘡に関してはコンセンサスが難しいところだと思う。
 
慢性期5-6.JPGPT、ST、OTによるリハビリテーションは、介護療養病床も医療療養病床も両方、6割程度行っている。改善した患者さんも同じように多いが、PT、OT、STいずれかのリハビリテーションを実施している患者の割合としては、介護療養病床の方が多く、医療療養病床の方が少ない。どういうことかというと医療療養病床の方はターミナルの人もいるし、いわゆる重傷者が多いためにどうしても治療の方が優先してリハビリテーショの方が介護型療養病床に比べて少ないのではないかと。
 
慢性期7-8.JPG7ページの真ん中のグラフ。自立度がCからA、BからAに改善した、またADL得点が12点以上低下した、というところです。結構良くなっている人が医療療養病床に多いのですが、コンマの話なので十分な妥当性を持って話すことはできない。
 
8ページ。研修を行っていないところが4分の1あることが問題だと思っている。

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