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中医協 日医出身3委員の留任なるか 長妻路線の試金石

 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療側委員7人のうち6人が10月1日に改選期を迎える。6人とも規約上は再選可能だ。また今年2月に前田雅英委員が再選を拒否されたような国会同意人事でもない。だが、特に自公政権時代に与党支持を明言してきた日本医師会や日本薬剤師会を出身母体とする委員たちがスンナリ再選されるのか、長妻昭厚労相の判断に注目が集まっている。(川口恭)

 改選を迎える診療側委員は、いずれも日本医師会の竹島康弘副会長、藤原淳常任理事、中川俊男常任理事の3氏と日本薬剤師会副会長の山本信夫氏、全日本病院協会会長の西澤寛俊氏、全国自治体病院協議会会長の邉見公雄氏の6人。

 このうち前4人の出身母体である日本医師会と日本薬剤師会は、先の総選挙で自民党を支持した。また来年7月の参院選でも、それぞれの組織内候補を自民党から擁立する構えだ。

 行政刷新会議の仙谷由人大臣は就任前に日本医師会のこれまでの姿勢を激しく批判しており、民主党の政治主導が貫徹されるなら4人はスンナリ再選とはならないとの見方がある。一方で、既に改選まで1週間しかなく、長妻大臣が4人の再選を拒否したとしても代わりの候補者が見つからないのでないかとの見方もある。

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