「日本におけるワクチン・ギャップ」
調べてみると、実は日本というのはワクチンのなかなか入らない国だった。
ヒブは米国に遅れること20年。肺炎球菌も10年になりそうだ。
ヒブの20年の間に600人の子供の命が奪われている。その位は仕方ないね、とワクチン導入慎重派の人たちは言う。でも本当にそうか。毎年かかった子供の2割3割が未来の可能性を奪われてしまっている。
しかも、世界のほとんどの国で既に定期接種が行なわれている。東アジアで導入してないのは、北朝鮮と日本だけという時期すらあった。ポリオに関しても、不活化ワクチンが導入されていないために生ワクチンによる被害が未だにある。
左右を見比べていただくと、いかに日本にワクチンが入ってないか、よく分かる。比較対象がワクチン大国のアメリカだからと言われるかもしれないが、右側にEUを持ってきても、表はあまり変わらない。