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ニュース〜医療の今がわかる

新型インフル 議論そのものを公開 足立政務官ヒヤリング


 足立
「どちらも対立することではなく、どちらも可能だろう。次のカテゴリーでパイロット的なことをやりつつ、最終的には医師と患者の話合いで決める。2番目のカテゴリーの次の段階も同じような流れにして政府は可能な限り情報を公開し国民に共有していただく。今の方向性でお二人の意見をそのまま取り込むような決断をできればなあと思う。ここまでは明日の出荷分に関して意見をお伺いしてきたが、それ以外に今方向性を決めておかなければならないことがあれば」

 森兼
「決めなくてもいいことがある。中高生への対応だ。中高生を1回接種にするかどうか、これこそは今決めることは全く必要ない。妊婦や基礎疾患のある人については急ぐ必要があることを理解したが、中高生に関して今メッセージを出す必要はない」

 足立
「現段階では」

 田代
「まだ時間があるのに不確定の状況で決める必要はないという意味か」

 森兼
「そう」

 田代
「オプションとして示すというお話だったが、それがなかなかない。アメリカとオーストラリアは基本的に1回だが、そこでも健康成人のデータしかなくて、季節性インフルエンザからの類推でそうなっている。そこがなぜそうなのかを考えた方が」

 岩田
「米国での推奨の意味が違う。イヤだ自分で判断するという人がたくさんいる。日本の場合はほとんどの人が従うだろう」

 田代
「しかしこの国では、説明しても判断つかないんじゃないか」

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