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ニュース〜医療の今がわかる

新型インフル 議論そのものを公開 足立政務官ヒヤリング


 足立
「ティーネージャーを次のカテゴリーの人と同時にパイロットスタディするのは、同意の問題も含め、そんなに難しくないのでないか。次のカテゴリーのまとめの中でやればよくて、今決めないでもよいので」

 森兼
「それはスタディできそうだということか」

 足立
「中高生にはパイロット的なことできるだろう」

 尾身
「大賛成。なるべくオープンにするということとオプションを提示して選択させるというのは大賛成。だが、最終的に国民の人は、どんな検査をしても不確実なものが残るわけだから、その時に専門家そして厚生労働省がどう考えるのかは示さないといけないだろう。オプションだけ示して丸投げというのはない。判断材料が足りない中で、それでもオプションと共に判断を示すのでなければ、厚生労働省として政治としての責任を果たせていないことになる」

 足立
「もちろん。それなくして政治は成り立たない。それ以外はどうか」

 森澤
「細かい話で恐縮だが、優先接種証明書がダウンロードできるようになっていて、それを持って医療機関に来る人が結構いるらしい。現場で困っている。1回打ちの人がかなりの数になるならあまり現時点で心配する必要はないのかもしれないが、これがあまり出回ると証明書があるのに打ってもらえなかったという人が出るのでないかと心配になる」

 足立
「ダウンロードできるの、誰でも?」

 事務局の誰か
「でも、そこに医師の署名はない」

 森澤
「だから持ってきて署名してくれと」

 福島
「それは想定してない。原則は自分のかかりつけ医に接種してもらうことだが、大きな医療機関だと難しいからということで」

 森澤
「現実に相当数が来ているらしい」

 足立
「根拠はともかく、来て書いてくれと言われた時に医療機関が断れない。どうやってあなたは優先接種の対象ではないですよと納得してもらうか」

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