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ニュース〜医療の今がわかる

11月20日の中医協 (ブリーフィング)


■ 基本問題小委員会② ─ 療養病棟
 

[保険局医療課・佐々木健課長補佐]
 療養病床に関しては、(佐藤)課長からかなり丁寧に(20分近く)説明させていただきました。

○ 論点
1 急性期医療、在宅医療及び介護施設の後方病床としての療養病棟の機能に対する評価について、どう考えるか。
2 軽症・中等症の救急患者を受け入れている療養病棟に対する評価について、どう考えるか。
3 医療サービスの質的向上に取り組む療養病棟に対する評価について、どう考えるか。
 論点でございますが、急性、在宅、介護施設の後方病床としての療養病床という機能があるという議論が従来からありましたが、それについてどう考えるかということです。

 それから、いわゆる初期の救急を受け入れるような動きもあるので、それについてどう考えるか。それから、QI(Quality Indicator)とか、医療の質の評価ということで、前回改定で病棟で溜めておいてもらうとしたものについて、どう考えるかというのが論点でございます。

 論点1については、従来もやっておりましたし、今後もその機能を発揮してもらいたいということで(意見が)一致していたと思います。

 論点2に関しては、地域によってはそういうこと(療養病床で救急受け入れ)をやっているということだが、本来の趣旨を考えれば(救急受け入れは)一般病棟、急性期病棟でやっていただく話ではないかということで、若干否定的な議論だったと思います。

 論点3の質の評価については、1号(支払)側、2号(診療)側、両方とも「質の評価は重要なのではないか」ということ。(質の評価の)やり方については、今後また議論していただくということになったと理解しています。


【目次】
 P1 → 薬価専門部会 ─ 特許期間中の新薬の薬価改定方式
 P2 → 基本問題小委員会① ─ 後発医薬品の使用促進
 P3 → 基本問題小委員会② ─ 療養病棟
 P4 → 基本問題小委員会③ ─ 有床診療所
 P5 → 基本問題小委員会④ ─ 改定率に関する意見具申


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