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ニュース〜医療の今がわかる

11月20日の中医協 (ブリーフィング)


■ 基本問題小委員会④ ─ 改定率に関する意見具申
 

[保険局医療課企画法令第1係]
 例年で言えば、1号(支払)側委員として改定についてどう望みたいかという意見が出てきて、2号(診療)側からも同じように改定にどう望むかという紙が出てきます。それぞれご説明いただいてご議論いただいて、通常であれば事務局(保険局医療課)が中心になるのか、公益委員が中心になるのか、それらを1つの紙にまとめていくという作業をやっていきます。それぞれ、自分たちの意見だけが出てきます。
 早ければ来週水曜日(25日)、議論次第でまとまらなければ先に送られていくということになります。(意見がまとまるのは)例年ですと、11月終わりごろです。

 ▼ 「その他」の議題として、行政刷新会議のワーキンググループ「事業仕分け」に対する日本医師会の意見を安達秀樹委員(京都府医師会副会長)が報告。その後、遠藤会長が改定率に関する意見具申について次のように提案し、了承された。
 「中医協としては直接、改定率に関与することはできないが、改定率に関して意見具申をすることができます。厚労大臣に対して意見を進言するという形になります。例えば、前回は1号(支払)側、2号(診療)側からそれぞれ改定率に関するご意見を頂戴してここで審議しまして、最終的に意見書という形でまとめて意見具申したという経緯がございます。もし、今年もそのようなことをやるとすると、時期的に早急にやりたいと思っています。来週にでも、1号側、2号側のご意見を頂戴してここで議論しまして、そして意見書を作り上げて意見具申したい。来週、総会を開き、1号側、2号側のご意見を頂戴して議論したいと思いますがよろしいでしょうか」
 この提案に対し、支払側の白川修二委員(健保連常務理事)は、「私どもは準備は終わっていますので来週で結構でございます」と回答。診療側は、西澤寛俊委員(全日本病院協会会長)が「2号側でまとめて提出したいと思います」と答えた。
 これに、遠藤会長が「ちょっと懸念がありましたのは、2号側でまとまった意見が出るかどうかというのがあったのですが、おまとめになって出されるんですね」とコメントすると、委員や傍聴席から笑いがこぼれた。

 

 
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【目次】
 P1 → 薬価専門部会 ─ 特許期間中の新薬の薬価改定方式
 P2 → 基本問題小委員会① ─ 後発医薬品の使用促進
 P3 → 基本問題小委員会② ─ 療養病棟
 P4 → 基本問題小委員会③ ─ 有床診療所
 P5 → 基本問題小委員会④ ─ 改定率に関する意見具申

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