財務省との闘い始まっている 足立・厚労政務官 背水の弁
ここでなぜくどくどとこんな話をするかと言うと、事業仕分けで予算編成過程の一端が分かったと思う。私たちだけ頑張ってもダメ。今必要とされているものは何なのか、国民の皆さんが理解して声を挙げる必要がある。薬価を下げただけで医療費に回さなかったら受けたい医療が受けられなくなるかもしれないんだということを認識していただき、それでよいのか議論していただく国民会議を立ち上げたい。
財務省対厚生労働省の図式にするんではなくて、財務省は診療報酬を3%下げろと言ってきている。これは1.1兆円に相当する。5年で1.1兆円、年に2200億円の削減に反対して、それが理解されて政権についた我々が1年に1.1兆円の削減などできるはずがない。
今受けられている医療が受けられなくなる、そういう危機に直面して国民の皆さんがどう受け止めるのかという形にしたい。今日の発言についてはメディアの取り上げ方も様々だろう。しかし審議の過程を知っていただいて、参加していただきたい。常々申し上げているように、医療は患者と医療者との協同作業だ。受けたい医療を受けるために、どの程度の負担をして然るべきなのか、そういう議論が始まっていい」