日本脳炎「現在の観点からは反省すべき所」 厚労省
座長
「今までの議論を読んでと言っただけ」
黒岩
「そのうえで議論すればよいではないか」
座長
「まず資料を見て、そのうえで今後やろうと言っている」
黒岩
「今後繰り返さないと言ったではないか。座長は発言に責任を持ってほしい。過去の反省なしにどうやって前へ進むのか」
座長
「提言したものが、そのようになっていないからといって、それは検討委員会の責任ではない」
黒岩
「議論していただくよう求める」
座長
「議事録に書き留めておいて」
この後、H1N1に関する対応の総括の方針や、次期シーズンのインフルエンザワクチン株の話について正林督章・新型インフルエンザ対策推進室長が『報告』。報告なので激しい議論の対象にはならない。それが終わったところで、黒岩委員が『今後の進め方』について改めて発言。
「そもそも予防接種とは何なのか、何をめざすのか、議論してから各論をやるべきでないか」
座長
「私も同感。予防接種法は今の時代に合わない。しかし、2年しかない。そもそも論をやりつつ各論まで仕上げるには相当スピードを上げる必要がある」
(略)
黒岩
「座長は2年しかないと言うが私からすれば2年もあるのかという感じ。個別に切実な思いを持っている患者さんもいる。当面早く認めてほしいということも法改正に引っかかって先送りされていると聞く。そもそも論とは別途個別のものも取り扱うべきだろう」