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ニュース〜医療の今がわかる

嘉山新理事長、職員に自立・自律・自浄を求める 国立がん研究センター


 「がんというのは元々持っている遺伝子だけじゃない。コホート研究で環境遺伝子と元々持っていた遺伝子と、単なる数学的相関だけじゃなくて、因果関係を探るためには追いかける研究も必要。その両方をやる。がんセンターでなければできない」

 「ドラッグ・ラグの問題に関しては、今がんセンターの臨床はほとんどJCOG的な(標準治療)ものだけになっている。JCOGを否定しているわけではなく、あれも大事だけれど先進医療もやらなきゃならないのに、あまりにもやってない。それはなぜかと言えば例えば脳外科が3人しかいないから、そんなんでできるわけない。先進医療もやっていただく、ドラッグ・ラグを解消するような仕事もやっていただきたい。それでないと、がんセンターの使命を果たせない」

 「がん難民を、がんセンターがつくったのはエビデンス。それを反省して適応外使用も積極的に」

 「専門医や放射線治療医だとか、きちんと教育ができてない。がんセンターが教育して全国へに展開していく。大学でも教育しているけれど、一般の病院で大学に行かないような人に遠隔教育をするようなこともする」

 「もはや医療を金食い虫だとは言わせない。国家戦略局、厚生労働省、文部科学省、経済産業省と組んで、あと5つのナショナルセンターと組んでファンクションをやれば、完全に国家戦略として、真から患者さんのため国民のための組織に生まれ変わる。独立行政法人化は、そのいいきっかけ」

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