医療計画への取り組み ~ 千葉県の事例 ~
■ 今後の50年間が高齢化という観点
【千葉県健康福祉部・井上肇理事】
スライド2に移ります。ここはイントロダクションで余談ですが、今後の50年間が高齢化という観点から、歴史的にいかに特殊かということをグラフにしてみたものです。
このグラフは、横軸は大昔から遙か未来まで1万年の時間軸です。1万年の時間軸の中で、何千年かけて高齢化率が5%まで上がったのが、1950年から2050年まで一気に高齢化率が5%から40%近くまで上がります。
このあとどうなるかについては、おそらくは2060年ごろをピークとして40%代前半の高齢化率、それからあとは下がっていくだろうと想像できます。
したがって、日本の長い歴史の中で、たった一度だけ高齢化が"Overshoot"する時期があり、それがいまから2060年までの50年間が、歴史的に見ても特に特殊であるという理解に立って、いま県でも対策を進めています。
【目次】
P2 → 千葉の保健医療課題等
P3 → 今後の50年間が高齢化という観点
P4 → 高齢者人口がどこで増えているか
P5 → 首都圏3県の医療資源
P6 → 医療提供維持のための千葉県の課題
P7 → 千葉県取り組み事例①
P8 → 千葉県取り組み事例②
P9 → 千葉県取り組み事例③
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