次期診療報酬改定に向けた今後の検討スケジュール
■ 視点④ 効率化領域の適正化
[厚労省保険局医療課・鈴木康裕課長]
「効率化の余地」については、11月の前半ぐらいから後半にかけて後発医薬品の使用促進。これは22年から23にかけた検証......(を含めて議論)。
それから、平均在院日数の減少に関係するもの。さらには、薬価(部会)、材料部会からの報告も踏まえまして......、これは再掲でございますけれども、あとは市場実勢価格に応じた(検査)の適正実施としてはどうかということ。
▼ 「効率化」「適正化」という言葉は、診療報酬を下げる場合によく使われている。
最後に、ピンクの所でございますけれども、災害に強い医療提供体制ということで、10月の後半ぐらいに補助金や補償との役割分担を踏まえた対応、さらには災害に強い医療提供体制というのをどう考えるかというのを議論していただく。大枠ではこんなことを考えております。
▼ 「ピンク」「ピンク」と繰り返すので素朴な疑問だが、なぜピンクにしたのだろう。災害医療は重要なので「赤」という気もするが、赤にすると「改定の重点課題」に見えるし、社保審で決める前に「事務局が誘導している」と思われかねないので、色を薄めて「ピンク」にしたのだろうか。災害医療に色を付けるなら、「注意」を表す黄色でどうか。いや、色が意味を持ってしまうので薄い緑とか? うーん、難しい。やっぱりピンクが無難か。。
各項目を何色にするかなんて細かいことかもしれないが、図表に色を付けるのはなかなか難しい。担当者も苦労していることだろう。最近の資料はカラフルで見やすいものが多いが、「何が重要か」という問題を含む場合、色が語ってしまうこともある。一般傍聴者には白黒の資料が配布されるので、伝わり方はもちろん違う。
【目次】
P2 → 改定の4つの視点(案)
P3 → 視点① 充実が求められる領域
P4 → 視点② 患者から分かりやすく質に配慮した医療
P5 → 視点③ 医療と介護の機能分化と連携
P6 → 視点④ 効率化領域の適正化
P7 → 次期改定に向けた検討項目(案)
P8 → 社保審両部会の発言要旨
P9 → これまでの基本方針
P10 → 次期改定に向けた背景・論点等
P11 → 過去の基本方針における視点等
P12 → 平成22年度基本方針への対応状況
P13 → 質疑応答