文字の大きさ

過去記事検索

情報はすべてロハス・メディカル本誌発行時点のものを掲載しております。
特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

増えてます。あぶないです。 肺炎

診療と治療、問題は......

 肺炎の診断はまず、患者の問診から。肺炎が疑われた場合は、胸部X線検査を行います。肺炎だとたいてい、真っ白に広がった影が映るのです(部位によっては胸部CTも併用)。同時に血液検査も実施し、これらの結果を総合して肺炎と診断します。さらに、たんや血液を調べて、肺炎を起こす病原菌は実にさまざまで、場合によってはどれが原因となっているか正確に特定しきれないことも。またここで、重症患者や、中程度の症状でも脱水があったりすれば入院となります。
 治療は、肺炎を起こした病原菌に合った抗菌薬を用いることが重要です。ただしその特定に少し時間がかかるため、はじめは病原菌を推定して治療に入ります。その後、病原菌が特定されたら、その菌にあわせて治療薬の変更を検討。一般的には、病原菌に対して適切な抗菌薬での治療が行われれば、1~2週間で胸部X線像の影は消失して治療します。いっぽう、免疫力が低下している人や高齢者、複数の菌に感染している人などは症状が重くなり、生命の危険も。状況を見ながら、使っている抗菌薬が適切かどうかの見直しも行います。
 なお、抗菌薬と同時に、咳やたんを止める薬、発熱に対する解熱薬、消炎薬などにより症状を和らげる治療も行い、患者さんの体への負担を軽減させます。

  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
サイト内検索
掲載号別アーカイブ