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いのちの授業〜がんを通して:2016年12月の記事一覧

明日、関係者で今年度の「いのちの授業~がんを通して」の総括をした後、来年度の方針を話し合うことになっている旨、前回のブログでお伝えしました。

明日の準備も兼ねて、2学期に実施した3校の実施後アンケートに目を通し、生徒たちがどのような受け止め方をしてくれたのかを探りました。

いのちの大切さが分かった、自分も吉野さんのように前向きに考えていきたい、がんが身近な病気であることが分かった、というような感想が複数見られました。

皆さんによくお分かりいただけるように、生徒の感想をそのままご紹介させていただきます。誤字は修正してありますが、漢字や平仮名については書いてある通りに記載させていただきますので、ご了承ください。

・がんになっていても、生きる希望をもち、必死に頑張っている人がいると分かりました。自分も、できることを探して、それに一生懸命取り組んでいきたいです。(貫井1年男子)
・私たちが今生きていることは、すごいことなんだと思った。私もいつも生きていて楽しいと思っているわけではなく、現実から逃げたくなるようなことがたくさんあるけれど、尊い命は守りたいと思った。私は心の中でとてもネガティブなので、吉野さんのように希望を持って生きられるようにしたいと思った。(貫井1年女子)
・たとえ、「がん」などの病気にかかったとしても、吉野さんのように、自分の道へ進む勇気・心を大切にしたほうがいいと思った。もし、途中で苦しくなっても、支えてくれる周りの人が助けてくれると思うから。(貫井1年女子)
・今まで、「遠い未来のことだろう」と思っていたけど、この命の授業を受けて、すごく身近に感じました。それと、ガンの苦しさなども知れると同時に、それを苦しいで終わらせるのか、自分に出来ることをやり、くいを残すことのなく終わりをむかえるの(か)は、自分しだいということを学びました。(貫井2年男子)
・Living in the world is more important than everything. We must love and take care of our Lives to realize the importance of lives.(貫井2年女子)
・生きている事は当然ではない事。奇跡が重なって私達の命が生まれたのだと思います。この「いのち」の重さを今回の"いのちの授業"で理解する事が出来ました。なので、これからは命には重さがある事を考えていこうと思います。(貫井2年女子)
・吉野さんが伝えたかったがんのことがとても伝わりました。がんを背負いながらもがんのことを伝えていのちの尊さを分かってほしいという願いを伝える授業は、吉野さん自身からはなかったけど、ビデオなどみて、しっかり伝わりました。(貫井2年男子)
・命をかけて吉野さんが伝えようとしていたのはどんな事だったのか考えさせられた。長く生きる事が重要なのではなく、生きている間にどれだけの事ができるかが大切なのだと感じた。(貫井2年男子)
・人が目標をもって生きることのすばらしさを感じました。どうしても「死」ということはこわくて考えられないけれど、少しでも今、生きているということにありがたさを持てました。(貫井2年女子)
・私も、中学に入ってから何度か親しい人の死を経験しているので、この授業の重みはよく分かった。よく、何も考えず、すぐ「死ね」などという人がいるけれど、その言葉の持つ意味をよく考えてみてほしいし、少しは考えてくれたのではないかと思う。(貫井3年女子)
・いのちは簡単に捨ててはいけないことは前からはわかっていましたが、今回話を聞いて何か他人のためにしたいと思うようになりました。(貫井3年女子)
・私は母ががん治療中なので、生死に関わるようなものではないのですが、できるだけサポートしていこうと思いました。いのちは大切にしようと思いました。(貫井3年女子)

・人間の「いのち」についてよく考えることができました。私にしかできないことを見つけて、1つのことを一生けん命できようにしたいです。(荒川五1年女子)
・大切な命を自分は持っているので、自分にしかできないことをしていきたいと思った。(荒川五1年男子)
・もし急に病気になって、どうしてもしたかったことができなくならないように、今のうちからある程度叶えておきたいと思った。時間は有限。(荒川五2年女子)
・今年の6月に、病院からでもメッセージを伝えようとした吉野さんの決意の強さと優しさに感動しました。私も、自分にできる事を探して、今を一生懸命生きようと思います。(荒川五2年女子)
・最初は自分が生きていることはふつうかなと思っていましたが、いのちの授業を通し、そんなことはないなと思いました。1日を大切にし、感謝しながら生きていこうと思いました。(荒川五2年女子)
・親と(授業をことを)話しました。授業が参加形の授業だったので、とても分かりやすく病気の事などが学べました。(荒川五3年女子)
・いのちの授業を受け、いのちの大切さ、1つ1つの命のとおとさをあらためて感じた。何があっても自殺などしてはいけないと思う。(荒川五3年女子)
・生命の尊さについて実感した。これから自分になにができるか考えていこうと思った。(荒川五3年男子)
・がんが生き方をかえるんだと思った。(荒川五3年女子)
・世の中には生死がぎりぎりの人が多くいると思う。その人たちのために私たちは今、なにができるのか考えたい。(荒川五3年男子)

・生と死について改めて家族と考えました。ありがとうございました。(小金井南1年男子)
・何度も壁にぶつかりながらも、強く生き抜いた吉野さんの心を完全に分かる事はできなくても、きっと言葉では表せない程の苦しみの中で希望を見出した吉野さんは強い人だと思いました。そして、がんのメカニズムなども分かりやすく教えていただいて、笑いではない方で面白かったです。改めて、いのちの大切さを考えました。(小金井南1年女子)
・5年生存率7%と言われたにもかかわらず自分ができることをさがし、見つけ、それを生きがいとしている姿がとてもかっこよく見えました。(小金井南1年女子)
・自殺という手段を絶対に考えない。(小金井南1年男子)
・何のために生きているのか、自分に何ができるのか、分からなくなることがある。今回の授業を通して、ゆっくり考えていこうと思った。今は精一杯生きたい。(小金井南2年女子)
・辛いのに、自分のできることをしっかりみつけて、それを頑張っているのはすごいと思った。かっこいいと思った。来れなかったのは残念だったけど、すごい勉強になったと思た。自分しかできないことを見つけたいと思った!(小金井南2年女子)
・命は当たり前じゃない。「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぶ」(小金井南3年女子)
・もし、自分が同じ立場なら、病室から授業なんて、弱っている姿を見られるのは嫌だから、やらないと思った。それだけ、一人でも多くの人に知ってもらおうとしていることがよく分かったし、これから、自分も広げていきたい。(小金井南3年女子)
・私は生きていることが当然で、命があるのがあたり前だと思っていたけれど、もっと命を大切にして、明日死ぬという気持ちで生きようと思った。(小金井南3年女子)
・命の大切さやどんなに辛いことがあってもあきらめずに立ち向かってみようという気になった。(小金井南3年男子)
・がんやその他の重い病にかかったとき、自分との向き合い方でその先が左右されるのだとあらためて思った。(小金井南3年女子)

いかがでしょうか? ご紹介したのは生徒たちの感想のごく一部ですが、私たちが伝えたかったことは吉野さんご本人がいらっしゃらない状況の中でもきちんと受け止めてくれたようです。

来年度どうなるのか、決まりましたらお知らせいたします。


前回投稿させていただいた小金井市立南中学校での授業をもって、今年度の「いのちの授業~がんを通して」はすべて終了しました。先週、最後のアンケート集計も終わり良い反応が出たことにホッとしているところです。

既にご存じの通り、今年度の最初の2回(5月と6月に実施)では、吉野ゆりえさんが直接生徒さんたちにお話をしてくださいましたが、7月30日に吉野さんがお亡くなりになり、後半3回は過去の授業を映像資料として使いながらの展開となりましたので、生徒さんたちの反応が非常に気にかかりました。

10月実施の2校では、音声が悪かったわりにはまずまずの反応が得られたように思いますが、最終回は字幕を入れたことが功を奏したようで、吉野さんが直接お話をされた時と遜色ない反応だったように感じています。ビデオ講師という位置づけで授業にご参加いただいた吉野さんに対して、感謝の言葉が寄せられたことは大きな成果でした。

先生方からは、当日出席された全員がアンケートに回答してくださり、かなり高いご評価をいただきました。先生方全員が回答をお寄せくださった例は、過去に1校だけあったように記憶しておりますが、学校全体での意識の高さを示していると深く感謝申し上げる次第です。

来年度どのようにするのか、事業を継続するのか、吉野さんがお亡くなりになったことで打ち切りにするのか、継続するならどのような方針で進めていくのか、については今月の21日に関係者で打ち合わせをすることになっています。

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