製品供給不安で骨髄移植2月に2割減 日本の状況を米学会誌掲載 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年10月05日 12:42

 今年はじめ骨髄移植に必要なフィルターの供給が途絶しかねない状況が生じていた問題に絡み、わが国の2月の骨髄移植実績が対前年比78%と他の月に比べて明らかに少なかったことが、アメリカ造血細胞移植学会学会誌(Biology of bone marrow transplantation)に掲載された論文で明らかになった。代替品を超法規的に迅速承認したために供給途絶こそしなかったものの、「代替品に保険が利くのかなど必要な情報を、厚生労働省などが適切に発信しなかったため、現場では移植を見合わせざるを得なかったと考えられ、患者に不利益が出ていたと推論できる」と論文を投稿した研究者は分析している。(川口恭)

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コメント

>日本血液学会に口演応募したところ落選
内容のデキが一息と査読者が判断したということでしょうか。
よくある話では。

プログラムの都合で口演からポスターに変更されただけだろうに、いちいち勘繰られては、学会事務局もやっていられませんね。
自意識過剰というか、被害妄想が過ぎるというか、ちょっと困りものです。

> 内容のデキが一息と査読者が判断したということでしょうか。

 自分はあまり詳しい方ではありませんが、Biology of bone marrow transplantationっていうのは、出来が悪くても掲載されるジャーナルなんですか?

 やれやれ さん、こんにちは。

> 自意識過剰というか、被害妄想が過ぎるというか、ちょっと困りものです。

 以前にも同じIPアドレスから同じように、問題の本質と関わるでもなく、他人を揶揄、あるいは誹謗中傷するようなコメントを寄せられた方がいらっしゃいました。

 同一人物であると考えています。前回、既に御警告申し上げたつもりです。

 何らかの謝罪の意思表示がなされる必要があると思います。

上先生は造血幹細胞移植の分野で名の通った人でありましたので、仰っていることにも説得力を感じます。
ただ今回の日血総会には、論文内容に見合う移植の口演セッションは無いと思うんですよね。
ポスターとなったのは、それが理由じゃないかな。

>「アカデミズムが社会に対して専門家の責務を果たすという点」
要は、この主語(という狙い)がはっきりしないからなんですよ。
「自分の演題をポスターに回したのはけしからん」という意味だったら違和感を持つ人は沢山いるでしょうし、
「一般論として、社会的意義を持つテーマをセッションとして取り上げないのは世間から乖離しているのではないか」という意味だったら同感する人も多いということではないでしょうか。

 東大医科研の上です。活発な議論ありがとうございます。

 骨髄フィルター問題は、今年前半の厚労行政の大きな話題でした。経済危機が医療危機に繋がった典型例です。このような問題を繰り返さないためにも議論が必要です。その際、具体的事例をベースに議論するとわかりやすく、この事例はもってこいです。アメリカ骨髄移植学会も関心を示しました。

 一方、我が国の各種学会は、社会との連携を標榜していますが、骨髄移植業界では以下が話題になっています。今回は主たる議論になっていません。長年骨髄移植に従事してきたものとして、問題提起をした次第です。

1)骨髄フィルター問題
2)骨髄バンクを公益法人のあり方
3)グリベックに代表される高額療養費のあり方(民主党のマニフェストに入っています)

>上先生
ご趣旨、了解しました。提示されたそれぞれの問題点、私のような末端会員にも分かりにくく、学会での議論を拝聴してみたかった気がします。
次の造血幹細胞移植学会には期待したいと思いますが・・無理かな?笑

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