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ニュース〜医療の今がわかる

医療事故調検討会2

今日の会場は九段会館。厚生労働省で開かれるとばっかり思って20分前に行ったら、まったく別の会議が開かれていてビックリ仰天。

 タクシーに飛び乗って何とか間に合ったが、傍聴席が後ろの方になってしまい、その後の行動スケジュールにも影響したので、こういうのは、よく確認すべきだと反省した。

 今日は、厚生労働省のたたき台に対して寄せられたパブリックコメントに関する報告と参考人からのヒアリングが、主な日程。パブコメを全部集めたら600ページ近くになったそうで、委員には配布済みだそうだが、個別に読み上げられることもなく、事務局からの説明されたのはこんなことだけ。例の5716人の賛同署名つき意見書も単なる1件でしかない。また、パブコメそのものも傍聴席には配られなかった。確かに資源のことを考えると仕方ないし、600ページの書類を受け取っても扱いに困る。が、せっかく大勢の人間がコメントを寄せたのだから、webに載せてもよいのではないか。web掲載自体は、そんなに大した手間ではないはずだし、こんなことを疑いたくはないが、大変忙しい人ぞろいの委員たちが本当に全部読んでいるのか検証するためにも是非お願いしたい。

 もっともそこは前田座長、さすがに言及して
「他の審議会に寄せられたパブコメと比べても、密度が高く数も多く充実しているのに驚いた。基本的に十分に踏まえて議論していきたい」と述べ、次の参考人質疑に移る。
さらに前田座長、心苦しそうに
「まことに恐縮ですが、説明はそれぞれ10分でお願いします」。

 座長が恐縮するのも当然である。なぜそんなに議論を急ぐのか。10分で話せる内容などタカが知れている。当人たちがこれだけは伝えたいと考えて最低限の内容をまとめたのであろう資料が配布された。近日中に厚労省のサイトにアップされるそうなので、是非そちらも見てほしい。それを見れば、1人2時間かけてもいいくらいだと思うはずだ。

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