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勤務医対策で、「ドクターフィー」を導入か (下)

■基本診療料について

 「診―2―3」、それから「診―2―4」にかけましては、診療報酬という観点から整理しております。「基本診療料について」(診―2―3)という、この資料はよくご覧になっていると思います。この中で、「入院基本料」から「(入院基本料等)加算」、「特定入院料」とありますが、「入院基本料」と「特定入院料」に限定しまして、「診―2―4」に個別の整理をしたということでございます。

(資料「診―2―3」基本診療料)
「診―2―3」基本診療料.jpg 「入院基本料」については、私どもから言うまでもないところですが、「入院の際に行われる基本的な医学管理、看護、療養環境の提供を含む一連の費用を評価したもの」ということになります。

 「簡単な検査、処置等の費用」を含みまして、「病棟の種別」、特に「看護配置」「平均在院日数等」により区分されているということになります。

 後ほど出てまいりますが、(入院基本料は)病院で7種類、診療所で2種類の計9種類。それから、例えば180日超の15%減算などがあります。

 それから、今日はご説明しませんけれども、「入院基本料」については47区分48種類の加算が、この(入院基本料の)上にかぶさっていくということになります。

 一方、「特定入院料」ですが、ここにも書きましたように、「病棟」とか「治療室」などが持つの特定の入院機能院に着目した入院料で、基本的には包括払いにしております。集中治療とか回復期リハビリテーションとか、通常の病棟とはちょっと違う機能について算定する。そして、その場合には基本的に包括払い。「包括」の範囲については、種々異なるということでございます。

「診―2―4」入院基本料P1.jpg 以上が「診―2―3」、基本診療料の概要でございまして、以下、「診―2―4」の1ページから10ページまでは、「入院基本料」のより詳細な情報になっております。11ページからは「特定入院料」のさらに細かな内容になっております。

 これらは、それぞれご説明していく時間がありませんので要点のみ、お話をいたします。

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