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「統合カリキュラム」から「看護学基礎カリキュラム」へ―文科省骨子案

4.基本的な方針の実現に向けた今後の課題について

 ○ 今後、保健師教育の選択制を前提とした看護学基礎カリキュラムの具体的な教育並びに保健師教育及び助産師教育の内容について、その質の担保の在り方とともに検討を行う。また、医師と看護師等の適切な役割分担(看護師の業務拡大)等に対応するため、大学における看護学教育の在り方について、今後、検討していくべきである。

 ○ また、学士課程終了後の大学院における高度専門職業人養成の在り方についても、引き続き検討を行う。

 ○ なお、大学において学生の臨床実践力を育成するためには臨床教授などの実務家教員を導入するべきであるとの意見がある。一方で、看護学基礎カリキュラムの内容を見直した場合には、現在の教員数のままでは限界があるとの指摘がある。今後、教育内容の見直しに併せて、その内容を教授できる教育体制の見直しについても検討すべきである。

 ○ さらに、指定規則が、学士課程における看護学教育の効果的・効率的なカリキュラム構築を阻害する恐れがあるとの指摘がある。今後、看護職の質を底上げしていくためには、このような指摘の問題点を明確にしたうえで、指定規則に替わる新たな質の担保の仕組を検討すべきである。


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