「訪問看護の現状と課題」 ─ 秋山正子氏が中医協で意見
意見発表の模様は以下の通り。
[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
定刻になりましたので、ただ今より第186回中央社会保険医療協議会総会を開催いたします。(中略)
それでは議事に移らせていただきます。前回(1月21日)の総会で嘉山委員(国立がん研究センター理事長)から、今回の同時改定に向けて、「関連領域の有識者の方々からのヒアリングをしたらどうか」というご提案がありました。
検討させていただいた結果、極めて重要だと判断いたしましたので、本日は有識者の方々からのヒアリングを行いたいと考えております。
▼ 前回の議事録はこちら。
本日、ご報告をいただきますのは、次のお三方でいらっしゃいます。
1人目が、仙台往診クリニック院長の川島孝一郎先生です。
次が、ケアーズ白十字訪問看護ステーション代表取締役・総括所長の秋山正子先生でいらっしゃいます。
お三方目が、東京大学高齢社会総合研究機構特任教授の秋山弘子先生でいらっしゃいます。
審議の進め方でございますけれども、まずはじめにお1人15分から20分ぐらいをめどにお話しいただきまして、お三方の話を聴いた後でまとめて質疑に移りたいと考えています。
それではまず、川島先生からお願いしたいと思います。(中略)
それでは引き続きまして、秋山正子先生にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
[秋山正子・ケアーズ白十字訪問看護ステーション代表取締役・総括所長]
このような場にお招きいただきまして......。訪問看護をこういう場でお話しするということは初めてですので、本当に感謝を申し上げながら......。
【目次】
P2 → いのちに寄り添うケアを届けたい
P3 → がんや難病、小児から超高齢者まで
P4 → 医療保険が適用できないので自費
P5 → 訪問までの交通手段や時間に地域格差
P6 → マンパワーの確保が困難な事業所が多い
P7 → いつまでも治す医療だけでいいのか
P8 → 急性期医療が重介護状態をつくり出している
P9 → 在宅で看取りを経験をした人が在宅を選ぶ
P10 → 診療報酬上の問題がある
P11 → 訪問看護の可視化、情報発信を
P12 → 急性期病院の看護師に在宅の実習を
P13 → 看取り可能な町は訪問看護の充実から