中央社会保険医療協議会―09年度第6回(6月10日)
■ 慢性期分科会、「中長期的な課題も議論したい」
[保険局医療課・佐藤敏信課長]
医療課長でございます。本日は資料を準備していませんが、去る5月27日に開催された「慢性期入院医療の包括評価調査分科会」におけるご意見、ご議論について、口頭にて簡単に報告したい。
そもそも、この分科会は平成15年に設置されて以来、患者さんとか、その区分について検討いただいており、その結果がその時々の診療報酬改定に反映され、活用されてきた。
今回は私ども、前例にならい、平成20年度に行った実態調査の集計結果を基に、患者区分等についてご検討いただくということで予定していた。
しかし、第1回目を開催したところ、第1回の分科会の場で多くの委員から意見が出た。
その意見のポイントだけ言うと、前回の開催から2年近くが経過したんだと。この間に、療養病床の再編問題や介護報酬の改定など、いろいろな状況の変化があったと。
この分科会の本来の役割を限定的に考えれば、これまで通り医療療養病床における患者区分の検討なのかもしれないが、今、申し上げたような状況の変化も踏まえると、一般病床や介護施設などとの関係など「中長期的な課題」についても、この分科会で幅広く議論したいし、そうすべきではないか、こういうご意見だった。
これを受け、池上分科会長からもご発言があり、「ご意見は基本小委に報告し、ご判断いただくことにします」ということで、その場は終わった。
冒頭に申し上げた通り、本日はまだ「たたき台」や資料の形での準備はできていないが、池上分科会長とも相談の上、先の分科会の意見、すなわち、「議論すべき内容を多少広げて、中長期的な課題も議論したい」というご意向を「たたき台」の形に整理して、近々この基本小委にもご相談申し上げたいと考えているので、どうかよろしくお願いいたします。
[遠藤久夫委員長(学習院大経済学部教授)]
ありがとうございます。
ということが、慢性期の専門組織から出ている。具体的な中身についてはまた、池上分科会長からご報告があると思うが、ただ今の課長のご説明について、ご意見、ご質問はあるだろうか。
西澤委員、どうぞ。
[西澤寛俊委員(全日本病院協会会長)]
今の分科会で議論されていた通りだと思うので、その方向で議論していただければと思う。
[遠藤委員長]
それについては、また池上分科会長からの報告を待って、お諮りしたいと思う。よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
それでは本日の小委員会、これにて閉会したい。次回の日程等について、事務局から何かあるだろうか?
[佐藤課長]
6月下旬を予定しています。詳細が判明次第、また連絡します。よろしくお願いいたします。
[遠藤委員長]
よろしくお願いいたします。それでは本日の小委員会、これにて閉会したい。どうもありがとうございました。
(散会)