亀田総合病院がJCI認証を受審
欧米の保険会社が保険対象とする基準となり、海外の富裕層患者を受け入れ(メディカルツーリズム)るアジア各国の一流病院が競って取得している国際医療機能評価の「JCI」(本部・米ワシントン)を今週、千葉県鴨川市にある亀田総合病院が日本で初めて受審した。日本でもトップレベルの病院として知られる同病院が、アメリカ的視点からはどのように評価されるのかが注目される。(川口恭)
JCIの認証は1994年から始まり、現在までに認証を受けた医療機関は世界36カ国で250ヵ所以上に及ぶ。しかしながら、WHOから世界一と評価されたことを自賛する日本の医療機関は、厚生労働省所管財団が実施する日本独自の病院機能評価を受けるだけで、なぜかJCIを受審してこなかった。
病院機能評価に関して、手間の割に得るものが少ないとの不満は現場に燻っており、今後、亀田総合病院の結果次第では、なだれを打ってJCI受審医療機関が増えることも考えられる。