これは私の大学の例。脳腫瘍の手術を患者さんの頭を開けて、お話をしながらやるというもの。ＮＨＫのドラマのＥＲの主役が脳腫瘍だったんだけれど、ニューヨークに行かなければできない医療だった。42歳の女性で、言葉がでにくいという非常に難しい場所にある腫瘍。我々のところへ来た。

　これが脳腫瘍。ギリギリのところに言語脳がある。こういう患者さんは従来だとほとんど言語がダメになる。

　ところがお話をしながら、きっちり検査しながら手術場でこういうものを見せてライオンと言えるかというようなことをしながら、言語機能を調べながら手術をするという最先端のもの。