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ニュース〜医療の今がわかる

長期債務ゼロでスタートを NC独法化 検証チーム


 吉川
「理事長と常務理事は互選となっているが、ということは理事会は解任権限を持つわけか」

 渡辺
「3分の2以上で」

 吉川
「そこで牽制機能が働いているわけだ」

 大島敦・内閣府副大臣
「大久保さんに聞きたい。長期債務を承継しないという判断で固まっているのか」

 大久保
「提案。判断は皆さんにしてほしい」

 階
「病院の収支がプラスになるということはあり得る。その範囲で承継するという考え方はないか」

 大久保
「厚生労働省の出してきた数字はその考え方だろう。要は、ナショナルセンターに今後どういうことを期待するかにかかっている。国民のために最先端医療を研究するというのなら、その役割を十分果たすために承継しないということもあるのでないか」

 志賀
「法律的には、将来キャッシュフローに対するデューデリジェンスをしないで、資産を承継するんだから資料1-7のような借財を背負いなさいということに何の根拠もない。最終的にNCに何を期待するのかになる」

 仙谷
「単純計算として、長期債務を全額カットすれば、その分の運営費交付金もカットできるということでいいのか。つまり、がんセンターを例にすれば、77億いくらの交付金から借金返済の計34億引いた残りで、NCであることによる不採算な部分とレジデントの処遇改善はできるということになるのか」

 大久保
「そういうことになる。あとは、いかにインセンティブを考えるか。病院自身の判断で投資できるスキームにした方がよいだろうということ」

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