法改正先取りしてでもガバナンス確立を 仙谷氏、NC検証チームで
筒泉
「医師免許を持っていれば、自分の専門以外の科や職種についてある程度の知識はある。研究についても発言するためには、職種は医師で素晴らしい経営力も持った方というのがいれば、それが最適かなと思う」
志賀
「目を海外に転じると、寄付金を集めるためのカオが理事長の仕事だ。先ほどらい出ている寄付金税制の不備についても是非ご議論いただいて、一つの構造の中で提言していけたら」
境田
「経営のノウハウある人というのは理解できるが、スパコンの討論会に行ってもセンター長が必死に語る、そのことで我々にも思いが伝わってくるというのはある。NCは、技術を守り発展させるのがミッション。そこを分かる人でないと守るべきものを守るという点で務まらないのでないかと思う」
森川富昭・徳島大学病院教授
「理事長がその道に精通していることは大切だと思うが、同時に組織的に弱い、事務系が弱いと経営はうまくいかない。聖路加も事務職員が214人もいる。専門性のある事務職員を増やさないといけないのに、今はむしろ逆行している。それでは、研究においてもマネジメントにおいても、うまくいかないのでないか」
仙谷
「選び方については、注文や提言をするか。公募するか選考委員会をつくるか、選考委員会とするなら、その構成をどうするか、選任の基準を次回以降の議題としたい」
大島
「もし何か意見があれば。ヘッドハンティングするとか、世界中の研究者の中からスクリーニングするとか方法はいろいろある」
塩田
「公募して選考委員会にかけるのがよいと思う。どういう選考委員会かはまた議論が必要だろう。NC一括か。個別につくるか」
近藤
「原則として選考委員会。候補者がいなければ公募でもよいが、基本的には選考委員会が順当でないか」