民主党医療費議連、診療報酬改定に向け検討チーム立ち上げへ
[桜井会長]
まあどこの団体もみんな苦しいということでしたね。もう潰れそうだとか、死にそうだとか。例えば看護協会からは看護師さんからの労働条件を提示され「もう大変です」と言われましたし。病院からは「もういつ潰れてもおかしくない」と言われましたし。とにかくどこもみんな大変だということの競争合戦でしたね。
*ここで、足立信也厚生労働省政務官の診療報酬改定に関する見解についての質疑が入る
[記者]
(幹事長室との)話し合いというのはいつ。
[桜井会長]
今日これから戻ってから、高嶋(良充・筆頭)副幹事長に連絡を取って、それから話を早急にさせていただきたいと。
[記者]
議連自体は次回以降、どういう進め方で。
[桜井会長]
僕らは細かい点数のところまでははっきり分からないわけですよね。厚生労働省の中だって分かっている人は誰もいないと思いますね。そうすると例えば病院の入院の分で、いくらかちょっと分かりませんが、たとえば何千億引き上げた方がいいんじゃないかとか。例えばそういうことは大雑把にまず言おうと思っていますよ。もう一つは個別具体の中で特徴的な点は要望したいと。今、私ごとで大変恐縮ですが、不登校・拒食症・引きこもりのカウンセリングを行っているわけですよ。30分行って80点ですよ。かわいそうでしょ。そうすると心療内科など成り立つはずがない。小児科や産科はもともとあったから「医療崩壊」(と言われる)。心療内科は元々ないですから。不登校・引きこもりの人たちはこのままいくと生活保護かもしれない。ちゃんと立ち直ってくれれば納税者になるかもしれない。ですから、そういうことも踏まえて考えてくると、今イギリスなどは鬱に対して厚い手当てをしようと始まってますよね。日本もそういうことを考えていく時代に入っているんじゃないかと思うのでね。そういうことの引き上げとか。それから静岡県立こども病院の植田(育也)先生(小児集中治療センター長)から言われたのは小児救急は救急に認められていないんだそうですよ。救急加算がないんだそうですよ。ですからそういった個別具体的なもので、今まで点数が極端に低すぎた、点数が付いていない、こういうものにはちゃんと点数を付けろ、ということもやっていきたい。