中医協再開、「時間も限られた貴重な資源」と新会長
■ 委員が厚労省に感謝の弁
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
それでは、続いて(説明を)どうぞ。
▼ いつも1時間延長は当たり前だったが、この日は終了予定時刻の10分前に最後の議題に入った。
[保険局医療課・鈴木康裕課長)]
それでは引き続きまして、(資料)「中医協 総─10」について、「東日本大震災に係る医療保険制度の主な対応状況について」ということで、医療課等が対応いたしました主な事務連絡等々について整理いたしましたので、ご報告を申し上げます。(中略)
▼ 資料はこちら。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
ありがとうございました。ただ今のご報告について何か......、はい、嘉山委員、どうぞ。
[嘉山孝正委員(国立がん研究センター理事長)]
えっと......、全国医学部病院長会議の被災地医療対策委員長として、各被災地に行ってまいりました。
岩手県知事とも......、あと岩手県医師会長、岩手医大の学長と同時に会ってきましたが、今回の厚生労働省の保険局......でいいんですよね? 外口局長......。
まあ、あえて誤解を恐れずに言いますと、あの......、今回の厚生労働省の外口局長、武田課長、佐藤課長(ママ)......、迫井企画官はまあ、現地まで行ったわけですけど、非常に感謝をされていました。
政府のその他の対応が被災地に対して非常に遅いのに比べてですね、今回の厚生省......、あえて誤解を恐れずに言いますと......(委員ら、笑い)、「本当によくやってくれたなあ」というのが現地の声でございましたので......。
私、なかなか厚生省のことをあれしないんですけど、あの......、本当に感謝を現地がしていましたので......。岩手、あと宮城......。あと、現場にも行ってまいりましたが、石巻にも行ってまいりましたが......。
医薬品の薬事法を外してもらって、お薬が届くようになっていましたので、まあ満点というのはなかなか難しいとは思いますが、そういう中で本当に感謝しておりましたので、ご報告申し上げます。
▼ 鈴木課長が嘉山委員に一礼した。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
(笑顔で)はい、ありがとうございました。あの......、どのような誤解を恐れてらっしゃるか分かりませんけど......。(会場、爆笑)
はい、鈴木委員どうぞ。
[鈴木邦彦委員(日本医師会常任理事)]
私も同じく日本医師会の保険担当としてですね、今回は非常に素早い対応をしていただきまして......。現地からは次々とですね、いろんな要望が今回まいりましてですね......。(中略)
▼ 委員らはみな満面の笑み。
非常に素早く対応していただいてありがとうございました。(中略)
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
はい、ありがとうございます。中島委員、どうぞ。
[中島圭子委員(日本労働組合総連合会総合政策局長)]
私からも、今回のとりわけ医療関係者の皆様の献身的な対応に感謝申し上げたいと思いますし、嘉山先生おっしゃったように、厚労省さんの迅速な対応に、本当に現地で喜ばれていたということは報告したいと思います。(中略)
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
安達委員、どうぞ。
[安達秀樹委員(京都府医師会副会長)]
こんなことめったにないので......(会場、笑い)、私も誤解を恐れずに申し上げますが......。
被災県ばかりではなくて、我々非被災県は都道府県のDMAT、あるいは日本医師会のJMAT等々の派遣を次々とチームを組んで救援にお出しするということをしてまいりました。
そういう中で、開業医はもちろん自分で休診してボランティアに行くんですけれども、病院医師の方も多く希望していただいた。それから当然、チームが要るので看護師さんにも非常に多くの手を挙げていただいた。
この環境ができたのは、この通知を非常に早く出していただいたからです。そういう後顧の憂いなくいきたいという日本人としての気持ちをストレートに表してチームをつくることができた。
そういう意味で、非常に時間的に大切だった早い対応というのは極めて大切なことだったと思っておりますので、全面的にこれは...、本当によくやっていただきましたと、一言、救援をした方のチームとしても申し上げておきたいと思います。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
はい、ありがとうございます。はい、三浦委員、どうぞ。
[三浦洋嗣委員(日本薬剤師会理事)]
私も薬剤師会の人間として現地に行って......、宮古等へ行ってまいりまして......。医療用医薬品、それから一般用医薬品も含めてですね、今回、対応が厚生労働省の方......。
それからメーカーさんにも大変お世話になった。対応が早かったということで、感謝を申し上げます。以上です。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
はい、よろしゅうございますでしょうか。(中略)
それでは、本日の予定された議題はこれで終わりましたが、何か他にこの場でご発言等ございますでしょうか? ないようでございますので、それでは議事そのものはこれで終わらせていただきたいと思います。
なお、最後になりますけれども、勝村委員は4月25日をもって任期満了となられるため、今回が最後のご出席になります。勝村委員からご挨拶を頂きたいと思いますが......。
勝村委員には中医協委員を3期お務めいただき、そして特に患者の立場から情報の透明化についてご尽力いただいたということでございますので、勝村委員、一言お願いいたします。
【目次】
P2 → 遠藤・前会長の退任挨拶
P3 → 印南、堀委員の就任挨拶
P4 → 森田・新会長の就任挨拶
P5 → 委員が厚労省に感謝の弁
P6 → 勝村委員の退任挨拶