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医師を取り巻く現状等について

医師を取り巻く現状_01.jpg 厚生労働省の調査によると、全国の届出「医師数」は28万6699人(2008年末現在)で06年調査から8772人増加しているが、依然として医師不足が深刻と言われる。(新井裕充)

 医師不足などに対応するため、文部科学省の「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」(座長=安西祐一郎・慶應義塾学事顧問)で医学部の新設などについて審議が進められている。

 8月10日の第8回会合で、文科省はこれまでの議論をまとめた「論点整理(素案)」を示し、「現下の医師不足対策として、既存の定員増による対応と医学部新設による対応とのいずれがふさわしいのかについては、現時点では結論を出すには至らず、今後、国民的議論を深める必要がある」とした。

 同検討会では、特に医学部の新設をめぐり賛成派と反対派が激しくぶつかり合っている。争点が多岐にわたるため、双方がどのようなデータや根拠に基づいて主張しているのか見えにくい面もある。そこで、議事録などを参考にこれまでの議論を振り返ってみたい。

 今回は、昨年12月22日の初会合で厚生労働省が示した資料(医師を取り巻く現状について)をご紹介する。なお、同日の議事録はこちら、資料はこちら

医師を取り巻く現状_02.jpg
 
【目次】
 P2 → 施設・業務の種別に見た医師数および構成割合
 P3 → 人口10万対医師数の年次推移
 P4 → 施設の種別・年齢階級別にみた医師数
 P5 → 女性医師の推移
 P6 → 年齢別小児科医、産婦人科医数の男女比
 P7 → 診療科別医師数の推移
 P8 → 医師の従業時間
 P9 → 人口千人当たり臨床医数の国際比較
 P10 → 医療提供体制の各国比較
 P11 → 医師の需要と供給に関する機械的試算
 P12 → 必要医師数実態調査の概要①
 P13 → 必要医師数実態調査の概要②

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