医師を取り巻く現状等について
■ 医師の需要と供給に関する機械的試算
【厚労省医政局医事課長の説明】
12ページ、13ページは、厚生労働省が行いました、医師の需要と供給に関する機械的な試算のデータでございます。
これは平成20年の8月に、「安心と希望の医療確保ビジョン」会議に出した資料でございます。基になりますのは、12ページの一番下に書いてございますけれども、平成18年に長谷川先生が主任研究者で厚労科研で試算したものに、機械的なデータを入れて再計算をしたというものでございます。
ちょっと見にくい表で恐縮でございますけれども、青色の平行に3本走っていますこれが、需要の曲線でございます。先ほどの勤務時間との関係でございまして、週48時間勤務と仮定したら一番下の青色。それから44時間、40時間ということでの需給のラインでございます。
それから、オレンジ色の系統4本、右肩上がりで上がっておりますこれが、医師数の供給のデータでございます。
これはデータとしては、先ほど(文科省から)ご説明がございましたけれども、定員が抑制されていたボトムの7,700人の時点をベースに7,700人を維持した場合、さらに骨太を踏まえて過去最大にした場合、それからその次が医学部定員が2割増員した場合、それから一番上は毎年400人ずつ増員をした場合ということです。
ですから、この需要と供給が交わるところが均衡する点という形になるわけでございます。これは当然いくつか前提を置いて試算してございますので、その前提は13ページの一番下に、供給と需要ということで記載してございます。
【目次】
P2 → 施設・業務の種別に見た医師数および構成割合
P3 → 人口10万対医師数の年次推移
P4 → 施設の種別・年齢階級別にみた医師数
P5 → 女性医師の推移
P6 → 年齢別小児科医、産婦人科医数の男女比
P7 → 診療科別医師数の推移
P8 → 医師の従業時間
P9 → 人口千人当たり臨床医数の国際比較
P10 → 医療提供体制の各国比較
P11 → 医師の需要と供給に関する機械的試算
P12 → 必要医師数実態調査の概要①
P13 → 必要医師数実態調査の概要②