文字の大きさ

過去記事検索

情報はすべてロハス・メディカル本誌発行時点のものを掲載しております。
特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

何が起きているのか、どうすればよいのか。認知症の真実

こんな事に思い当たりませんか。
10-1.1.JPG 認知症の場合、とにかく早く兆候を見つけて、早く手を打つことが大切です。まずは早期発見法から考えましょう。
 認知症の中心的な症状(中核症状と言います)は、次のようなものがあります。①物覚えが極端に悪くなる(記憶障害)②場所や時間に対する感覚がおかしくなる(見当識障害)③今までであれば考えられない行動を選んでしまう(判断力障害)。
10-1.2.JPG この中核症状のほかに右表のような症状(周辺症状)が二次的に起きることも多く、家族によっては受診のきっかけになることが多いようです。
 人間は機械ではありませんので、どこまでが自然の衰え、どこからが認知症とハッキリ線を引けるわけではないのですが、認知症の中で一番多い原因であるアルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)は、どんどん進行します。放置しておいて良くなることはありません。そして早期に現れる兆候がいくつか知られています。まずは自己チェックしてみましょう。
 上表の項目で自分や家族に当てはまるものがないでしょうか。1つ2つならあまり神経質になる必要はありませんけれど、あれもこれも当てはまるなら要注意です。早めに受診をお勧めします。認知症に対応してもらえる医療機関ははこちらのサイトこちらのサイトなどで検索できます。

  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
掲載号別アーカイブ