いのちの授業〜がんを通して

「いのち」の大切さや自分の生き方を考えてもらうきっかけづくりとして、
中学生を対象に、医師と患者(元・患者)の2名をメイン講師として平成23年度から実施している授業です。

異なる立場ながら、日々「いのち」と向き合っている講師の思いや考えをじっくりと聴いてもらい、自分のこととして考えてもらいたい。人生のヒントになることが見つかるかもしれないし、将来、医師や看護師などの医療従事者を志す生徒が出てくるかもしれない。日常生活の中で活かすことのできるものを見つけてもらえたらそれで良いのではないだろうか。そんな思いから始まった企画です。

令和5年度終了時点で13年が経過し、都内57校、千葉県内1校、埼玉県内1校、合計59校で19,000人あまりの生徒さんに「いのち」について考える機会を提供して参りました。コロナ禍の中でも着実に活動を継続し、令和4年度には小笠原村の2中学校を対象とする完全リモート授業も展開した実績を有します。令和6年度も実施の方向で検討しているところです。

『いのちの授業』のご紹介、授業の実施、お問い合わせについて
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皆様こんにちは。

立春が過ぎて、寒暖の差が激しい日々が続いておりますが、お変わりありませんでしょうか。

さて、1月20日と2月5日の2回連続で『平成30年度「いのちの授業~がんを通して」実施希望校募集について』の記事を掲載させていただきましたが、お陰様でだいぶ形が見えてきました。

先週末までに5校中の4校が仮決定となりました。

実施校として正式に登録するのは、私と校長先生との面談を経たうえでのこととなります。

まだ面談日が決まっていない学校もありますが、本日からあちらこちらを飛び回ることとなります。

これまでに都内15市・5区・1村と千葉県内1市、延べ34校で実施してきたなか、来年度は未実施の区が2つ加わることが仮決定しています。

残り1枠についても、未実施の市区町村になる可能性が高く、毎年少しずつ実施する地域が拡がっているところです。

一方、複数の学校での実施実績があるのは、都内1区・4市となっており、来年度も既に実施実績のある1区・1市から希望が出され仮決定となっています。

仮決定となっている4校の実施日は、学校側の希望に基づき講師2名にスケジュール確保をお願いするという流れで設定されています。

本来は第3希望まで実施日候補を挙げていただくことになっているのですが、各校とも様々な行事が組み込まれており、土曜日を複数日候補とするのが難しい様子です。

今回は、たまたま希望日が重なることはなかったのですが、2週間連続で実施することが2回予定されています。

3月5日の記事では、正式に来年度実施校を発表させていただくことができそうです。

平成30年2月5日


中学校長 各位

株式会社ロハス・メディカル・ジャパン
代表取締役 川口 利
(「いのちの授業~がんを通して」事務局)

     

平成30年度「いのちの授業~がんを通して」実施希望校募集案内


謹啓 立春の候、貴校ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 さて、平成23年度から開始いたしました「いのちの授業」も7年が経過し、都内33校、千葉県内1校、合計34校で12,000名を超える生徒さんに「いのち」について考える機会を提供して参りました。当事業誕生のきっかけや目標等につきましては、当サイト 内の『「いのちの授業」ご紹介、授業の実施、お問い合わせについて』をご覧いただくようお願い申し上げます。

 このたび、下記の通り『平成30年度「いのちの授業~がんを通して」実施希望校募集』のご案内をさせていただくこととなりました。

                    記

1 主催     株式会社ロハス・メディカル・ジャパン
2 協賛     大塚製薬株式会社
3 実施対象校数 中学校5校
4 実施対象学年 全学年または個別学年
         (全学年実施可能生徒総数は550名程度までとなります)
5 実施時期   5月~11月の土曜日
         (1校時準備・2~3校時授業実施を基本とします)
6 必要時数   
①事前学習 1校時
②「いのちの授業~がんを通して」2校時
③事後学習 1校時

7 講師
①医療従事者側講師 
 久住英二(医療法人社団鉄医会 ナビタスクリニック 理事長)
②患者側講師   
 阿南里恵(元がん患者)
③進行役      
 川口 利(株式会社ロハス・メディカル・ジャパン代表取締役)

8 問い合わせ先
川口 利(03-5771-0074、090-4223-7450、satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jp)

9 実施希望申込受付期間 平成30年1月22日(月)~平成30年2月中旬頃

10 実施希望申込方法
『「いのちの授業~がんを通して」事務局 川口 利』あて以下のアドレスにメールを送信してください。 satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jp

11 実施希望申し込みメールへの記載内容
①学校名
②校長氏名
③学校所在地
④実施希望対象学年および生徒数
⑤貴校における当事業の位置づけ(例:「道徳授業地区公開講座」として)
⑥実施希望日程(第1希望から第3希望までご記載ください)
⑦実施希望動機(可能な限り具体的にご記載ください)

12 留意事項
①6-必要時数に記載してある授業時間数を確保できることが条件となります。
②実施希望を表明された場合でも、選考に漏れる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
③実施日の割り当ては希望校全体を調整したうえで決定させていただきますので、あらかじめご了承ください。

以上


 ご案内の内容に対するご質問等がございます場合、まずは「8-問い合わせ先」へお電話またはEメールにてご相談をお願い申し上げます。

 講師一同、貴校の生徒さんに対する教育的効果の高いプログラムであると自負いたしておりますので、ぜひご検討くださいますようお願い申し上げます。

 時節柄、ご自愛をお祈り申し上げます。

謹白

皆様 こんにちは。

今週の水曜日1月17日に、講師久住英二氏・阿南里恵氏と私を含めた授業実施部隊と協賛企業である大塚製薬関係者が一堂に会し、今年度の「いのちの授業~がんを通して」総括会議を実施しました。

阿南氏には、2学期実施3校で講師をお務めいただき、学校側からも高いご評価をいただきました。

席上、平成30年度も同じ布陣で「いのちの授業~がんを通して」を実施させていただくことが決定いたしました。

つきましては、実施希望校を募集させていただきますので、以下のご案内をお読みいただいたうえで、お申し込みくださいますようお願い申し上げます。


                

平成30年1月20日

中学校長 各位

株式会社ロハス・メディカル・ジャパン
代表取締役 川口 利
(「いのちの授業~がんを通して」事務局)

     

平成30年度「いのちの授業~がんを通して」実施希望校募集案内

謹啓 新春の候、貴校ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 さて、平成23年度から開始いたしました「いのちの授業」も7年が経過し、都内33校、千葉県内1校、合計34校で12,000名を超える生徒さんに「いのち」について考える機会を提供して参りました。当事業誕生のきっかけや目標等につきましては、当サイト 内の『「いのちの授業」ご紹介、授業の実施、お問い合わせについて』をご覧いただくようお願い申し上げます。

 このたび、下記の通り『平成30年度「いのちの授業~がんを通して」実施希望校募集』のご案内をさせていただくこととなりました。

                    記

1 主催     株式会社ロハス・メディカル・ジャパン
2 協賛     大塚製薬株式会社
3 実施対象校数 中学校5校
4 実施対象学年 全学年または個別学年
         (全学年実施可能生徒総数は550名程度までとなります)
5 実施時期   5月~11月の土曜日
         (1校時準備・2~3校時授業実施を基本とします)
6 必要時数   
①事前学習 1校時
②「いのちの授業~がんを通して」2校時
③事後学習 1校時

7 講師
①医療従事者側講師 
 久住英二(医療法人社団鉄医会 ナビタスクリニック 理事長)
②患者側講師   
 阿南里恵(元がん患者)
③進行役      
 川口 利(株式会社ロハス・メディカル・ジャパン代表取締役)

8 問い合わせ先
川口 利(03-5771-0074、satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jp)

9 実施希望申込受付期間 平成30年1月22日(月)~平成30年2月中旬頃

10 実施希望申込方法
『「いのちの授業~がんを通して」事務局 川口 利』あて以下のアドレスにメールを送信してください。 satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jp

11 実施希望申し込みメールへの記載内容
①学校名
②校長氏名
③学校所在地
④実施希望対象学年および生徒数
⑤貴校における当事業の位置づけ(例:「道徳授業地区公開講座」として)
⑥実施希望日程(第1希望から第3希望までご記載ください)
⑦実施希望動機(可能な限り具体的にご記載ください)

12 留意事項
①6-必要時数に記載してある授業時間数を確保できることが条件となります。
②実施希望を表明された場合でも、選考に漏れる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
③実施日の割り当ては希望校全体を調整したうえで決定させていただきますので、あらかじめご了承ください。

以上


 ご案内の内容に対するご質問等がございます場合、まずは「8-問い合わせ先」へのご相談をお願い申し上げます。

 講師一同、貴校の生徒さんに対する教育的効果の高いプログラムであると自負いたしておりますので、ぜひご検討くださいますようお願い申し上げます。

 時節柄、ご自愛をお祈り申し上げます。
 

謹白

皆様、新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、「いのちの授業~がんを通して」平成29年度実施分については、昨年12月2日(土)調布市立調布中学校での授業をもちまして、すべて滞りなく終了しましたこと、既にお伝えした通りです。

今月17日(水)夕刻から、関係者が一堂に会して総括会議を実施することになっています。

関係者の人数も段々に増えてきており、講師2名と進行役・コーディネーターである私を含めた3名の他、ご協賛企業である大塚製薬株式会社関係者が5名参加してくださっており、総勢8名で取り組む事業となっています。

2学期に実施した3校での授業においても、目黒区立第九中学校には3名、武蔵村山市立小中一貫校大南学園第四中学校と調布市立調布中学校には4名の大塚製薬関係者がオブザーバーとして参加してくださいました。

今回の総括会議も日程調整がうまくいくかどうか、かなり不安な部分もありましたが、全員が顔を揃えて話し合いをすることができることとなり、ホッとしているところです。

2学期実施3校での授業に対する感想・意見等をそれぞれの方からうかがい、来年度に向けて改善できる部分を探っていくこととなります。

中学校の来年度行事の組み込みが、2月中にはほぼ確定してしまいますので、この総括会議の後が本当の勝負になります。

1つの年度に5校、それも11月までにすべて終了させることが基本設計となっていますので、まずは5校を確保することと、講師2名のスケジュールを抑えつつ実施時期を分散させることがポイントになります。

8年目に入りますので、私にとっては慣れた業務になりつつはありますが、それでも初めてお会いする校長先生に事業内容を説明させていただき、当方の定めるルールに従って実施していただくことは、結構気を遣うことにもなります。

現段階では、来年度の実施については未定になりますが、ぜひ自校でと実施を希望される先生方がいらっしゃいましたら、早目にお問い合わせください。

お問い合わせ先は、satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jpまでお願いいたします。

次回20日の記事では、来年度の実施について詳細をお知らせできると思います。

皆様 お変わりありませんでしょうか?

早いもので今年も残り10日余りとなってしまいました。

「いのちの授業~がんを通して」も、お陰様で12月2日(土)に実施した調布市立調布中学校での授業をもちまして、無事に今年度の予定を滞りなく終了することができました。

こちらのブログにつきましても、今年最後の記事となります。

今日は、その調布中学校での授業についてご報告いたします。

同校では、当日は1~4時間目までの授業が組み込まれており、
1時間目 「いのちの授業~がんを通して」事前学習
2~3時間目 「いのちの授業~がんを通して」
4時間目 「いのちの授業~がんを通して」事後学習
という内容になっていました。

11月20日の記事でもお伝えした通り、調布市では、平成24年12月に小学生が給食による食物アレルギーで亡くなるという事故が発生し、そのことを教訓に市内小中学校で、12月1日から終業式までを「いのちと心の教育月間」とする取り組みを実施しており、今回の授業は、「道徳授業地区公開講座」としての位置づけであると同時に、「いのちと心の教育月間」の取り組みの一環としての位置づけでもありましたので、正に1日「いのちと心」について考える機会になったようです。

授業は、我々講師陣の持ち時間はオーバーすることもなく極めて順調に終了し、特に、阿南さんのお話は、コンパクトにまとまりつつもインパクトのある内容となっており、新体制になってからの実施3回目にベストパフォーマンスを提供できたと自信を深めたところです。

続いて、生徒さんからの「質問タイム」へと進んでいきました。校長先生は、「うちの生徒は大人しいので質問が出るかどうか」とご心配をされていたのですが、実際には質問したい生徒さん全員には時間が足りないという状況になり、大変活気を帯びたやり取りができ、校長先生も驚きながらも満足をされていました。

今年度最後の「いのちの授業~がんを通して」は、大成功であったと言えると思います。

以下にアンケート結果のグラフを表示いたします。

アンケートの内容等につきましては、11月5日の記事をご参照ください。

調布市立調布中学校.jpg

前回の大南学園第四中学校同様、すべての項目で実施効果が出ているようです(特別支援学級の生徒さんは若干傾向が異なっていますが)。

第2学期に3校実施したわけですが、1時間目に事前学習を組み込み、2~3時間目を「いのちの授業~がんを通して」とした2校において同じような結果が出たということは、直前に事前学習を実施した方が高い効果を期待できるという仮説が成立する可能性がありますので、来年度の実施に対する一つのヒントになるかと思っています。

以下、自由記述欄から生徒さんたちの感想等を記載いたします。文意は変更してありませんが、表記に関しては当方で一部改変してありますので、ご了承ください。

・ガンを通して、命は短く弱いものでいつどうなるか分からない。でもガンなど苦しい思いをしてもあきらめないことが大事だと思う。今、自分にできることは、多分、今生きてられることに感謝して、この一日一日を大切にすることだと思いました。(特2男)
・がんはつらいものだけど、手術を乗り越えてきたからこそ夢があることは素晴らしいことだと思います。いのちは無駄にはしてはいけないので、大切にしていきたいです。(特3女)
・いのちがあることは奇跡だから、つらいことがあっても懸命に(人に頼ることも大切にして)生きていきたい。(3女)
・がんは、一見マイナスなことしかないとないと思っていたけど、見方を変えるとプラスに変えることができ、良い経験になるということが分かった。(3男)
・がんだけではないけど、病気(重い)になったら人生終了ではなく、治したら次のステップへ行き、新しい自分と生きていくということが必要だと思った。(3女)
・つらい経験をしたからこそ得る尊いことに気づいた時、人生はとても充実していると思う。マイナスのことを少し見方を変えることでプラスに捉えることができるので、見方を変えたいと思った。(3男)
・「いのち」は人それぞれ違うけど、「命」のように大切にすることは同じである!(3女)
・自分のテロメアの研究をしたいという夢が大きくなった。テロメアの研究を通してがんを治せる新しい技術をつくりたい。(3男)
・僕の母もがんだったので、母のつらさが分かってよかった」。(2男)
・いのちは一つしかないし、一度しかこの人生は味わえない。だから、どんなにつらいことがあっても「死にたい!」とは言わない。逆に「死にたい」なんて言う人がいたら、そばにいて、今回の話をしてあげたい。
・今生きていることは当然ではないし、できていることも当たり前ではないということを改めて思った。阿南さんの話を聞いて、つらいことや苦しいことはたくさんあるけど、生きることを選んで後悔はしていないと言っていたので、素晴らしいことを聞けたなと思った。(2女)
・本当にがんになって絶望してたと思うのに、私たちに話してくれたことに感謝してるし、〇〇(友人の名前)と一緒に泣いてた。本当に親とのやり取りとかも私たち思春期と同じだったから分かった。(解読不能)突然何が起きるか分からないから大切にしようと思った。(2女)
・人それぞれ嫌なことがあるけれど、もっと大きな病気と闘っている人もいて、それを乗り越えた人というのは夢を追う姿勢で輝いていると思った。だから、私も命のある限り、夢を追い続けたい。(1女)
・がんでやりたいこともできなくなる人がいるのに、私たちはできることもやろうとしないのは駄目なので、自分たちにしかできないことをしていきたい。(1男)
・もう二度とこういうことを考えたくもないし、聞きたくもない。こういう生と死について考えることで、生きることが怖くなる。(1女)
・「がん」は悲しい、怖い病気でもあるけど、友達や家族のきずなが見えるかけ橋になってくれるものなんだとも感じました。(1女)

今年度の総括会議は、メンバーのスケジュールの都合上、来年1月17日(水)に実施されますので、平成30年度の実施方針については同月20日の記事でお知らせできると思いますが、既に自校での実施に興味をお持ちの先生方は早目にお問い合わせくださいますと幸いです。

お問い合わせは、satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jpまでお願いいたします。

どうぞ良いお年をお迎えください!

皆様、こんにちは。

寒さが増してきておりますが、お変わりありませんでしょうか?

さて、今日は、前回ご報告する予定であった標記の件、お伝えをさせていただこうと思います。

アンケートの実施方法や設問については、11月5日の「目黒区立第九中学校」の記事をご参照ください。

今回は結果のみ記載させていただきます。

まず、グラフをご覧いただきたいと思います。

大南学園第四中学校.jpg

今回は、これまでにはない結果が出ているようです。

通常、1と5の設問に関しては、事前と事後でかなりはっきりとした差が出るのですが、すべての設問に対して差が見て取れる結果となり、講師のお一人である久住英二氏からも
「アンケート結果、拝見しました。これは大いに勇気付けられる結果ですね! 土曜日の調布は、より平易な用語の説明に気をつけて頑張ります」
というコメントが寄せられました。

この結果が出た要因としては、以下のようなことが考えられると思います。

1 2~3時間目に実施した「いのちの授業~がんを通して」の直前である1時間目に事前学習を実施したことにより、生徒たちがより意識的に授業に臨むことができた。
2 元患者である阿南里恵氏の話が、生徒たちの心に響き、より多くの生徒が前向きに考えていこうという気持ちなった。

以下に、学校を代表して3年生の自由記述欄コメントを紹介させていただきますが、阿南さんの生き方に共感を表す内容も複数出てきています。( )内は性別を示しています。なお、文意は変更していませんが、漢字・かな等の表記に関しては、当方で一部改変してあります。

・こんなにつらいのに自分を前向きにできて前に進んでいる姿を見、僕はもっと頑張らなきゃいけないなと思いました。(男)
・ガンを通して、生き方が変わっているのが分かりやすく伝わってきて、ガンにかかっても、何かできることを探すことで生きれるのがすごいと思いました。(男)
・がんを克服して強く生きる阿南さんに生きる勇気をもらいました。また、「生きる」ということはとても大切なことだと気づかされました。ありがとうございました。(女)
・将来、医者になろうと思っているので、たくさんがん患者がいると分かって、助けたいと思った。(男)
・どんな絶望でも振り払えば希望が見えることがあると分かり、絶望に浸るのではなく、視点を変えるのが必要。(男)
・話を聞いて、病気に負けずに強い心で戦い続けた姿に心を打たれた。自分も前向きに目の前にあることを頑張りたい。(女)
・がんのような大きな病気にかかってしまっても、いのちがあれば、何か自分にしかできないことが見つかるかもしれないから、「死にたい」とかは簡単に言ってはいけないんだと思った。(女)
・「生きていることは、全然当たり前なんかじゃない。いつ誰にどんなことが起きるのか分からない」ということを学びました。(女)
・阿南さんががんになった時のつらい現実や、それをポジティブに変える人生の一片のお話を聞かせていただいた。将来のことを話している時に、すごく生き生きとしていて、こういう人みたいに、夢を追いかけたいなあと思った。(女)
・がんは、私のおじいちゃんもなったものであり、がんの苦しさは分かっているつもりでしたが、実際は、直接的な痛みや苦しみだけでなく、自分はもう〇〇ができない、などの精神的なつらさあるのだと気づきました。母や父、自分もなる可能性もあるので、真剣に考えていきたいです。(女)
・「がん」という病気を乗り越えて、生きているエネルギーにあふれている姿を見て、「がん」になることはそんなに怖いことじゃなくて、大切なのは、そこからどう立ち直って「いのち」と向き合うかなんだなと感じました。(女)
・一番大きく学べたのは、命が当たり前のようにあると思っていたことだ。これは当たり前ではないと。いつ死ぬか分からないのに、病気にかかって苦しむかもしれないのに、当たり前のようにしていた。これは違うのだと学べた。大切な授業だったのでよかった。(男)
・病気などで、生きたいのに生きれなくて死んでしまう人たちがたくさんいる中で、私たちが今、幸せに生きていることはすごい、キセキに近いことだと思い、自分を大切にして、他の人も大切にし、いのちを無駄にしたくないと思いました。(女)

調布市立調布中学校でも、「いのちの授業~がんを通して」当日の1時間目に事前学習を実施していますので、どんなアンケート結果となるか、楽しみにしているところです。

今後、今年度の総括会議を経て、来年度の方針等を決定させていただくこととなりますが、ご興味をお持ちの学校は、早目にお問い合わせいただけると幸いです。

問い合わせ先は、私、川口 利の以下のメールアドレスあてでお願いいたします。
satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jp

皆様 こんにちは。
日ごとに寒さが増してきておりますが、お変わりありませんでしょうか。

本来ですと、今回は10月14日(土)に実施した、武蔵村山市立小中一貫校 大南学園第四中学校のアンケート結果をお知らせする予定でしたが、他業務との兼ね合いで集計が終了しておりませんので、12月2日(土)に実施する今年度最後の授業についてお知らせすることとさせていただきます。

実施校は、調布市立調布中学校で10月16日(月)に学校訪問をしてきました。月曜日の1限目に合わせてうかがったため、遅刻ギリギリの生徒さん数名が校門から昇降口へとダッシュする姿が見られ、どこの学校でも変わらない光景だなあ、と思いながら事務室へと向かいました。

月曜日なので全校朝礼があるようで、しばらく応接室で待つこととなりました。

校長先生は、既に5年前に前任校で我々の授業を経験されており、特に難しい話をすることもなく、なごやかな雰囲気の中、まずは会場・機材確認をさせていただき、その後2~3限目に授業見学をさせていただきました。4限目は、道徳教育担当の先生を交え打ち合わせをいたしました。

学校の規模は、1年生6クラス、2年生と3年生5クラスずつ、特別支援学級4クラス、生徒総数約570名という比較的大規模校です。

生徒さんたちは熱心に授業に取り組んでいましたし、設備的にも問題ないようですので、当日充実した授業が展開できるものと期待をしております。

道徳担当の先生で思い出しましたが、実は校長先生の前任校での担当者が中心となって、話を聴くだけで終わらせないようにと事前・事後学習を組んでくださり、生徒さんの実施後の反応も他校と比較して群を抜いていたことから、以降、事前・事後学習を「いのちの授業~がんを通して」実施のための必須条件とした経緯があります。

我々が教育現場から教わったこととして今に生きている貴重な体験です。

授業当日は、1限目事前学習、2~3限目「いのちの授業~がんを通して」、4限目事後学習というスケジュールになっており、正にその日は「いのち」について考える日になりそうです。

調布市では、平成24年12月に小学生が給食による食物アレルギーで亡くなるという事故が発生し、そのことを教訓に市内小中学校で、12月1日から終業式までを「いのちと心の教育月間」とする取り組みを実施しており、今回の授業は、「道徳授業地区公開講座」としての位置づけであると同時に、「いのちと心の教育月間」の取り組みの一環としての位置づけでもあるようです。

残り2週間になりましたので、再度気を引き締め漏れのないように準備したいと思います。

ご興味のある方は、ぜひ学校の方にお越しください。

皆さん、こんにちは。

このところ、東京地方は秋晴れに恵まれ、爽やか日が続いていますが、神奈川県の座間市では何ともおぞましい事件が起こりました。

一緒に自殺をしてくれる仲間を募集するSNSサイトが存在することにも驚きを隠せませんが、他人の「生命」を奪う行為は絶対に許されるものではありません。

私たちの「いのちの授業~がんを通して」を受講した中学生も1万人を超え、一番上の学年は現在大学3年生に相当する年齢に達しているはずですが、彼らの中からは自殺者や他人を殺める者は出てほしくないと切望するばかりです。

さて、9月30日(土)に新体制で初めて授業を実施した目黒区立第九中学校の生徒アンケート結果がまとまっていますので、そちらをご紹介したいと思います。

7月5日の記事でアンケートの実施方法や設問については触れましたが、再度ご紹介をしておきます。

事前学習の最初には実施前アンケートの記入をしていただき、授業翌週の月曜日~水曜日の間で実施後アンケートの記入をしていただきます。この間に事後学習の時間を確保できる学校では、事後学習の一環としてアンケート記入も行うことになりますが、事後学習までに少し時間の空いてしまう学校では、アンケート記入だけはこの間に済ませることとなっています。事後アンケートは可能な限り全実施校でのタイミングを合わせたいという意図から、翌週の3日間で記入していただくようにお願いしているところです。

アンケートの設問内容は以下の通りです。

実施前アンケート
 現在のあなたは、次のうちのどれに当てはまりますか? 難しく考える必要はありませんので、思ったままに答えてください。最も当てはまる番号に〇を付けてください。

1 あなたは、今生きていることを当然だと思いますか?

(1)思う     (2)思わない     (3)分からない

2 あなたは、生命の尊(とうと)さについて考えたことがありますか?

(1)ある     (2)ない       (3)どちらとも言えない

3 あなたは、何のために生きているのかを考えたことがありますか。

(1)ある     (2)ない       (3)どちらとも言えない

4 あなたは、自分にしかできないことがあると思いますか?

(1)思う     (2)思わない     (3)分からない

5 あなたは、自分にできることを探してみようと思いますか?

(1)思う     (2)思わない     (3)分からない

6 あなたは、生と死について考えてみたことがありますか?

(1)ある     (2)ない       (3)どちらとも言えない

実施後アンケートは1~6までは実施前アンケートと同じになっており、7と8が加わった形となります。

 「いのちの授業~がんを通して」を受けた後でのあなたは、次のうちのどれに当てはまりますか? 難しく考える必要はありませんので、思ったままに答えてください。
 1~6は最も当てはまる番号に、7は当てはまる番号すべてに〇を付けてください。
8は、自由に自分の考えを書いてください。

1 あなたは、今生きていることを当然だと思いますか?

(1)思う     (2)思わない     (3)分からない

2 あなたは、生命の尊(とうと)さについて考えたことがありますか?

(1)ある     (2)ない       (3)どちらとも言えない

3 あなたは、何のために生きているのかを考えたことがありますか?

(1)ある     (2)ない       (3)どちらとも言えない

4 あなたは、自分にしかできないことがあると思いますか?

(1)思う     (2)思わない     (3)分からない

5 あなたは、自分にできることを探してみようと思いますか?

(1)思う     (2)思わない     (3)分からない

6 あなたは、生と死について考えてみたことがありますか?

(1)ある     (2)ない       (3)どちらとも言えない

7 「いのちの授業~がんを通して」を受けた後で、授業のことを誰かと話しましたか?

(1)家族と話した   (2)友達同士で話した   (3)学校の先生と話した 

(4)その他<誰と話したか( )に書いてください>(           )

(5)誰とも話していない

8 「いのちの授業~がんを通して」を受けてどのように考えましたか?

以下のグラフが目黒区立第九中学校の結果です。

私たちが最も注目しているのは、設問1と5における事前と事後の変化と授業のことを誰かとシェアしてくれたかどうかを問う7の結果と言えると思います。

その点から判断すると、成果があったと考えてよいかと思います。

目黒区立第九中学校.jpg

10月14日に実施した、武蔵村山市立小中一貫校 大南学園第四中学校のアンケートは先週末に届いたばかりですので、集計後25日の記事で結果をご紹介できるかと思います。

朝晩はだいぶ冷え込むようになってきましたので、くれぐれもご自愛ください。

梅雨の時期にはさっぱり雨の降らなかった東京地方ですが、今年は秋雨前線が活発なようで、このところ晴天に恵まれることがほとんどありません。

さて、先週の土曜日10月14日に武蔵村山市立小中一貫校 大南学園第四中学校で授業を実施いたしましたので、簡単にご報告をさせていただきます。

武蔵村山市では小中一貫教育を推進しており、既に平成22年4月には第四小学校と第二中学校との間で施設完全一体型小中一貫校である村山学園が誕生しています。何でも学校としては日本一長い廊下になっているとか。

第四中学校は、昨年度4月に隣の第七小学校との間で大南学園として正式に開校したとのことです。校長先生は、前任校が新島村立新島中学校で、そちらで校長をお務めだったという、不思議なご縁のある方です。

学校の規模としては中規模校になるでしょうか、各学年4クラスずつ、全校生徒数400名程度です。

当日は1校時目が事前学習に充てられており、私たちで準備した教材を用いて各クラスで準備をしてくれました。2つの質問について考えてもらうためのグループワークも入れてありましたので、どの程度きちんとやっていただけるのかを少々心配していたのですが、廊下を歩いて各教室の中を覗き見た感じでは、全クラスで担任の先生を中心に大変よく取り組んでくださったようです。

2~3校時目が「いのちの授業~がんを通して」でしたので、生徒さんも直前に事前学習したことで、より親近感を持ってくれたようで、とても真剣に話を聴いてくれていました。

質問タイムでは、マイク2本が絶えず誰かの手に渡っている状況となりましたので、こちらにも積極的に取り組んでくれ、知りたいことを質問して一生懸命に勉強してくれたようです。

雨模様の生憎の天候ではありましたが、熱気を帯びた授業になったと思っています。

2学期から講師を務めていただいている阿南里恵さんも2回の授業を終え、最終回に向けさらに準備をしてくださるものと確信しております。

次回、今年度最後の授業は、12月2日(土)9:50~11:40に調布市立調布中学校で実施いたしますので、ご興味をお持ちの方はぜひ足をお運びください。

皆様、こんにちは。

東京地方もすっかり秋めいてきました。

さて、先週の土曜日9月30日に、目黒区立第九中学校での「いのちの授業~がんを通して」を実施しました。

当日は、暑くもなく寒くもなくちょうどいい天候となりました。

授業は、珍しく午後の5~6時間目(13:30~15:20)に組み込まれましたので、集合時刻にも余裕があり、阿南さんはその日の朝に大阪を発って上京されたようです。

授業の構成はこれまでと変わらず
第一部 「がん」は身近なもの?
第二部 「がん」を経験して
第三部 質問タイム
の3部構成でしたが、第二部では初めて阿南さんに講師をお務めいただくことから、講師一同、若干緊張気味であったかもしれません。

私が担当したイントロ部分から第一部の久住講師のパートまで、時間通りに実にすんなりと進んだと思います。

生徒の集中力を切らさないために、第一部と第二部の間に1分休憩を入れ、生徒に再度しっかりと話を聴いてもらう態勢を整え、いよいよ阿南講師の登場となりました。

事前に関係者で複数回検討会を開いたこともありますし、阿南さんご自身が既に複数回中・高生を前に講演を経験していらっしゃることもあり、はっきりと分かりやすく、感情を込めながらお話をしていただき、とても良かったのではないかと思います。

久住講師やオブザーバーとして参加された大塚製薬関係者の方々からも、「良かった」とのご評価をいただいたようです。

第三部の質問タイムでは、最初質問の出が悪く少しハラハラしましたが、第二部終了までが予定より少し早目に進んでいましたので、時間をかけてじっくりと待つことで、最後の方になってようやく活発に手が挙がるようになり、各学年男女バランス良く発言してくれたように思います。

授業後、先生方や保護者を交えての意見交換会が実施されましたが、特に授業自体に関するコメント等は出されませんでしたので、先生方のアンケートをよく読ませていただくようにしたいと思っています。

現段階では大きな問題を抱えることなく、次の授業に臨むことができ、ホッとしております。

次は、10月14日(土)2~3時間目(9:45~11:35)、武蔵村山市立小中一貫校 大南学園第四中学校での授業となります。

ご興味のある方は、ぜひ学校に足をお運びください。

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