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ニュース〜医療の今がわかる

医療基本法をめざす人々

浜四津
「党内の議論をするところから始めないといけないが、早急に部会として意見をまとめて、法律をつくる時は与党それぞれ機関決定した後で持ち寄って一致して結論を得たならば、今度は野党に呼びかけて理解をいただいた後で提案ということになる。まずは与党案作成に向けて動く」

埴岡
「がん対策基本法の時は、前年春ぐらいに話が出始めて10月には骨子が明らかになり、1月・2月には案になって翌春には成立していたが、そういうこともあり得ないことはないか」

浜四津
「機運にもよるが、しかし理念には誰も反対できないと思うので、それ程の時間を要するものではないのでないか」

鈴木
「党内と国会と分けて話す。我が党の中は既に04年度の医療制度改革の際に対案として患者の権利に関する法律を提出しており、それをもう少しメタレベルを上げるだけなので問題なく一致できると思う。がん対策基本法の時は、我々で案をつくって速やかに公明党とは合意に達し、最終的にできあがった。国会全体ではいくつかの方法があるだろう。まず政府が閣法として提出する可能性がある。その場合は政府の中でしっかりした枠組みができるまで時間がかかるだろうし、今の厚生労働省は気の毒なくらい懸案事項をいっぱい抱えていて、果たしてその中でどの程度のプライオリティになるのかなというのは心配だ」

埴岡
「議員立法は?」

鈴木
「議員立法の可能性はある」

埴岡
「年明けの次期国会に出てくることは?」

鈴木
「政治状況次第。平時であれば」

埴岡
「マニフェストの売り物として対立軸を鮮明にしたくなるところかもしれないが、我々としては先ほども伊藤が言ったように政争の具にしてほしくない」

浜四津
「基本法の性格上、対立軸になるとは思わない。政局が不透明ではあるが、着々と手続きを進めていきたい」

鈴木
「私は超党派のものを色々とやっている。いかに政争の具にしないかというのがポイントで、そこには様々なノウハウがあるので、それは最大限提供したい。変な言い方だが、メディアの方々の強力も重要だ。今現在でも超党派のものはいくつも進行中だし、ねじれ国会であっても民主党の法案賛成率は9割ある。だが特にマスメディアの特に政治部の手にかかると、あえて対立構造に持っていくので、そういう手法を取らない他の部の記者に担いでもらえればよいのでないか」

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