医療基本法をめざす人々
不勉強で知らなかったのだが、ことし7月に「患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会」という患者団体のサポートシステムを構築するために患者団体が集まった団体(ややこしくて申し訳ない)ができていたらしい。で、その団体が勉強会として
「衆議院解散前夜 3政党が医療政策を語る」 あなたはどの政策を支持しますか?というものを、日本製薬工業協会(製薬協)会議室で開いたので行ってきた。3党を代表して、自民、公明、民主の医療政策を担当する国会議員が来るという。
先だって行われた「現場からの医療改革推進協議会」と全く同様に、良くも悪くも現在の最先端と限界との両方が見えた会合だった。
冒頭に協議会代表世話人の長谷川三枝子・日本リウマチ友の会会長が挨拶。「昨晩まで交渉したが、自民党がどうしても都合がつかないということだった」。いきなりビックリさせられる。
第一には、自民党どういうつもりだ、ということ。参加しないと判断した人間の頭の中身を覗いてみたい。第二には逆に、きちんと話もついてないのに、3党の国会議員が来ると各方面に案内を出しちゃったのか? ということ。たしかに後で見たら、(予定)と書いてあったけれど、そんな不誠実なことをやっても患者だから許されるというのはおかしいと思うし、後を読めば分かるように、そもそも協議会は必ずしも患者だけで構成されているわけではなく、かつ、法律を作らせようという話(蓋を開けてみたらそういう話で、看板と中身との乖離が騙し討ちに近く、その辺りも自民党に蹴られた理由でないかと思うのだが)をする時に、そんな甘いことでできるはずないだろうと思った。が、まあ、その話はこの辺にして、中身自体は興味深かったので先へ進もう。
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