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ニュース〜医療の今がわかる

周産期・救急懇談会3

横田
「先ほど話の出たNICUを取るか小児救急を取るかでNICUを閉鎖した典型的な病院なのだが、その立場から気になるのは、NICU専従の医師の専門性と通常の小児科の専門性との関係はどうなっているのか」

田村
「新生児専門医制度をつくっていて、目標は1500人から2000人つくること。その専門医は1000グラム未満を診れることが専門性になる。一般の小児科医でも1500グラムあれば診られる」

池田
「産科では開業医を大事にしながら、イザという時に高次機関への垣根を取っ払いたいという方向で来ている。ところが小児科では、フォローアップを地域の開業に頼もうとすると超未熟児だから診られないと言われるという。それがセンターの負担を重くすることにつながってないか」

田村
「フォローアップは高次の医療行為の一つだと思う。後遺症も外に見えるものだけではない。微細なものも色々ある。NICU専従医が診るべきかは別にして小児神経科医とか専門家が診るべきだろう。しかし、超未熟児だったからといって風邪で熱を出したというのまで全部センターに来ないと診れないということでもない。1次救急の疾患は地域で十分だ」

池田
「ここを改善する必要があると思う。産科では地域の開業医との連携を非常に大事にしている」

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