■ 「保険の世界で切り分けた議論を」―山本委員(日薬)
[山本信夫委員(日本薬剤師会副会長)]
既にいくつか、配合剤に関して議論があったが、配合剤について薬事の問題にかかわる部分をここで議論するつもりはないが、少なくとも保険医療で使うときの意義付けであったり、あるいはその時の価格、今回は「1+1」が「2」になった計算だが、それについて今後、薬価専門部会で議論するということ。
少なくとも、価格もそうだが、今回は効能追加というか、用法の変更というか、少し......、同じように見るのは、なかなか容易ではないと思うが、少なくとも、薬事の問題に影響するなら、ご報告いただきたい。
それから保険医療で使うということの意義付けはここの議論だと思うので、(配合剤の)値付けについて薬価専門部会で議論していただかないと、こうした議論はまとまらないと思うので、薬剤管理官、非常にお辛いお答えをしていると思うが、保険の世界は保険の世界できちんと切り分けた議論をぜひお願いしたい。
[遠藤会長]
はい、ありがとうございます。ご要望は承った。
薬剤管理官、配合剤については過去にいくつか出ており、数も比較的多いだろうという説明だが、今後、配合剤の議論をしていく上で、過去にどのぐらい新薬として承認されたのか、どこかの段階で明らかにしていただいた方が、どのぐらい意味のある話なのかということにもつながるので、多少時間を掛けていただき、その辺をまとめていただければと思う。それは可能だろうか?
薬剤管理官、どうぞ。
[磯部薬剤管理官]
新薬の算定事例はうちの方に全部あるので、それから抜き出して、極力、今の議論ができるように努力したいと思う。
[遠藤会長]
では、よろしくお願いいたします。
ほかにもご意見はあるかと思うが、非常に重要なご指摘をいただき、活発な議論をしていただいたが、時間が予定をかなりオーバーしているので、これについては、このぐらいにさせていただきたいと思う。
本件(6月19日付で薬価収載する予定の新薬9成分19品目)について、中医協として認めていただいてよろしいだろうか?
(1号側、2号側委員、うなずく)
ありがとうございます。それでは、説明のあった件について中医協として承認したいと思う。加藤委員長におかれましては長い間、どうもありがとうございました。
次は、「薬価調査及び特定保険医療材料価格調査」を議題とする。(以下略)