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ニュース〜医療の今がわかる

政権交代、「チャンスを機に日本を良くする」 ─ 本田宏氏の講演

本田宏先生1.jpg 「新政権に期待したいのは、良い意味で医療に人が雇えるように、新しい雇用の創出。これは社会福祉も介護もそうです。全部そうですね。保育所もそうですよ。そういう所で人が働ければ、世の中が変わってくる。今こそ発想の転換をして、こういうところで雇用をつくってくれないかな、こう思っているわけです」─。埼玉県済生会栗橋病院副院長で、NPO法人「医療制度研究会」の副理事長を務める本田宏氏は9月27日、京都府保険医協会(関浩理事長)が主催したシンポジウムで講演した。(新井裕充)

 政権交代について本田氏は、「この良いチャンスを機に日本を良くする」と期待を込めた。講演の模様は以下の通り。

[司会・津田光夫氏(京都府保険医協会理事)]
 今、医療も大変です。医療の崩壊から再生への提言という形で、済生会栗橋病院副院長の本田宏さんからお願いします。

[本田宏氏(埼玉県済生会栗橋病院副院長、NPO法人医療制度研究会副理事長)]
 皆さん、こんにちは。本田です。私はいつも1時間から2時間、話をしているものですから......(会場、笑い)、今日は15分ということで、どれだけうまく話せるのか、生来口べたということで(会場、笑い)、どれだけうまく話せるのか、ちょっと自信がないんですけれども、せっかく医療現場を代表して参りましたので、ぜひ、お話を少しお聞きいただきたいと思います。

 医療現場にいると、本当にその......、周りとの関係で、「非常に劣悪な」というのを感じるんですよね。そこら辺のところを今日はお聞きいただければ......。

 あと、私はいつも、「どんなに辛いことがあっても明るくやらないと長続きしないから」ということで、講演ではいつも冗談をかましてお話しさせていただいているのですが、今日は15分で、とても冗談を言う時間がないので(会場、笑い)、それがすごく残念だなと思いながら講演をさせていただきたいと思います。

 もし、明るく笑いながら医療問題をお聞きになりたい方がいましたら、また何らかの形でご連絡いただければ......。講演をしています。昨日は筑波、今日はここ、明日は京都でやっておりますので、また......、下手な漫才師よりは面白いかもしれませんので(会場、笑い)、よろしくお願いします。


 【目次】
 P2 → 現場が分からない霞ヶ関がどんどんルールを決めていく
 P3 → 全国各地が医師不足で医療が崩壊
 P4 → 新政権に期待したいのは、新しい雇用の創出
 P5 → 医療崩壊を食い止めるのは、国民みんなの社会的責任
 P6 → 政権交代がない民主主義は、民主主義ではない

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