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ニュース〜医療の今がわかる

中医協人事の記者会見 (質疑応答)

■ 「執行部だから」というわけではない
 

── 日本医師会が、昨日の代議員会もそうですが、こういった日医の執行部を外すような人事案に対して強く批判していて、昨日も「正義は日医にある」というような発言まで飛び出たんですが、そういった日医の反発に対してはどのように考えていますか。
 これに関しましてはですね、こちらからも、本日、説明を......、文書で申し上げるなどなどですね、基本的にご理解をいただくような働きかけということは申し上げているところで、なんとか、ご理解をいただければありがたいと考えているところです。※ 日医宛の文書はP5

── これまでも日医の委員の中には病院の関係者もいるわけですね。そういうことを考えると、「執行部だから選ばなかった」という見方もできると思うんですが。
 いや、「執行部だから」というわけではありませんで、基本的にこれまでの選定、選任というのは、基本的には「役員の中から」という考え方があったというふうに理解をしておりまして、ま、今回は、限定的ではなくてですね、幅広く地域医療、あるいは病院等々の方々の中からですね、お選びを申し上げようというふうに考えているところであります。
 そういう意味では、この5人のお医者様すべてが日本医師会の会員であられるということも申し添えておきたいというふうに思います。

── 1日に任期切れとなってから時間がかかったような気がするんですが、何か調整で戸惑ったようなことは。
 これはですね、任期が確かに1日で切れたわけでございますけれども、我々が認識しておりましたのは、1つ、会議(中医協)を開かなければならない案件がですね、今週の後半にあるということを聞いておりまして、「それには間に合うように」ということで......。

 しかしこれ、重要な委員会でございますので、かなり綿密に......、いろいろな話し合い......、政務三役ももちろん、担当部局とももちろん......、等々と話し合いをして、まあ、実質的に3週間ほど綿密に話した上で......、えー......、お願いを申し上げたということで......、今週の後半に開かれる中医協の会合には間に合うんではないかというふうに考えております。

── 「医療崩壊に取り組むため」という説明ですが、逆に、「今までの委員の構成だと医療崩壊に取り組むのは難しい」というご判断があったのかどうか。もしあったとすれば、その理由を教えてください。
 いや、私はそんな失礼なことは考えておりませんでですね、ただその......、我々、新しい政権でありますので、従来と同じようなですね、延長線上でですね、自動的にですね、そのまま選ばれるということではなくてですね、やはり、我々の1つのいろいろな発想がございます。
 これはもう、医療の政策は出しておりますけれども、1つは、どこも本当に大変だけれども......、診療所も大変だし、病院の皆さんも大変ですけれども、その病院についてですね、やはりもう少しですね、手厚い対応が必要なんではないかというふうに考えておりまして......。

 当然、中医協は決められた範囲で配分をするわけですけれども、まあ、私としてはですね、私としては、願わくばこの診療報酬ももう少し、全体として手厚くしていく必要があると、そういう発想を持っておりますので、「どっかを減らしてどっか」というよりも、もう少し病院関係、関連、そして、当然、地域医療も重要でございます。そういう所を手厚くしたいと、こういう想いがあるわけです。


【目次】
 P2 → 「執行部だから」というわけではない
 P3 → 医療の再生のために診療報酬全体を手厚くする
 P4 → 鈴木先生は医師会の関係強い、安達先生は診療報酬の権威
 P5 → < 日医に理解を求める文書 >


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