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新型インフルワクチン接種の前倒し―足立政務官、約1時間の記者会見

 
政務官 3点。
 
記者 データについてなのですが、分母が患者数でないので「重症化率」という評価はできないと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
  
政務官 1点ずつですか?もちろん今、「患者数分(ぶん)の重症化した方」というのが重症化率だと、今定義されたのだと思うのですが、実際の患者数という正確な把握、そしてその年齢で重症化した人がどれだけという把握は極めて難しい、今これを利用したのは分母が人口で、分子が入院サーベイランスによるという形をしましたので。患者さんを全員特定して、そしてその中で重症化した人が何人いて、というのはちょっとできないですね、現在は。そういうことです。
  
記者 (あまり聞きとれず)将来、発生率、重症化率の点では、子どもよりも高齢者が高いという可能性が残っていると思うんですが。絶対数は子どもの方が多いですけど、患者の発生数が圧倒的に多いという中での重症化。
(聞き取りづらかったが、子どもは感染者数が多いのだから重症患者が多いのは当然で、重症化「率」という点で考えれば高齢者の方が多い可能性もあるのではないか、という指摘だったと思われる)
  
政務官 もちろんそうですね。将来発生が高齢者の方に発生が非常に多くなって、必然的にある一定割合の重症者が増えるという可能性について、可能性は否定できるものではありませんが、現時点での季節性インフルエンザとは異なって、この入院発生率。さらに重症化率から見ると、やはりここの5歳から14歳の基礎疾患を持つ方々をなんとか早く、ワクチン接種していただきたいということですね。
  
記者 (あまり聞きとれず)それはエビデンスベイスドというよりは、絶対数が多いのでそうなるという理解でいいのか。
(こちらも聞き取りづらかったが、「重症患者数/患者数」の割合を出していないのだから、エビデンスベイスドの政策ではないのでは、という指摘だったと思われる)
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