新型インフルワクチン接種の前倒し―足立政務官、約1時間の記者会見
政務官 それもエビデンスです。人口と入院サーベイランス、そういうデータを我々集めているわけですから。それを利用して解析できる。感染者が多いから重症者が多いのは当たり前だと言われるが、しかし、その一人一人を、また次に感染して重症化する可能性のある方がこの年齢に多いのであれば、そこをできるだけ予防したいというのは当然の考え方だと私は思います。
記者 2点目ですが、先ほど「平坦化する」という説明もいただいたのですが、その背景としては、政務官の中に1回接種が可能であろうという見通しの部分が今まであるんでしょうか。
政務官 あのですね、これは今ご案内のように20代から50代の健康な方、実際的には医療従事者であったわけです。これは1回打ちにしましたね。13歳未満は2回であると、これは決めましたね。後は妊婦さん、そして高齢者の方、それから10代の13歳以上の基礎疾患を有する方、となるわけですけども、妊婦さんについてはこの前発表したように11月にパイロットスタディが始まり、12月ぐらいに1回目の結果は少なくとも中間報告の形で出るであろうと。そこで1回考えないといけない。そして11月中旬には、前回の健康な20代から50代の方の2回目の結果が出るだろう。ここでまた判断しなければいけない。そして中学生高校生、つまり14歳以上については、これも12月の下旬辺りに1回目の結果が出るであろうと。その3点でこれも大臣も答弁されておりましたけども、11月中旬12月中旬ころに判断しないといけないことです。2回目の接種はどうなるかといいますと、今現在基礎疾患を持っている方、これは医師と最終的に判断して頂く、免疫力の低下があると思われる方は、やはり2回接種が望ましいというふうになる可能性は高い。妊婦さんについては今現在は2回である。2回目の接種がいつになるかというと、12月以降になると思います。それ以降に判断が可能であろうと考えておりますから、今回は1回接種を想定してこのように組んだわけではなくて、出荷量と現実のお子さん方の発症、重症化率が高いという事態を考慮してです。
記者 保健センターで接種できるようにする場合の何か基準なり、安全の基準などは厚労省の方で示すのでしょうか。
政務官 10月2日の課長会議の時にかなり詳細に手順とそのことについてはお示ししてあって、それを今回も重ねてお願いしたという形で、それについてはかなり多いので、それを見て頂くとお分かりになると思います。示してあります。
幹事社 各社、そろそろよろしいでしょうか。