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コメディカルの確保が病院経営に大影響?

■ 「認定・専門看護師が横断的にコーディネートできる」 ─ 坂本専門委員
 

[坂本すが専門委員(日本看護協会副会長)]
 「チーム医療」という言葉がなかなかですね、独り歩きしたり、それから病院で働く人たちは「チーム医療」という名前をよく分かって、「チームを組んでやろう」「多職種が一緒にやろう」ということをチームと呼んでいるんですが......。

 まあ、いろいろな職種が入って、すごく効果を上げている例はよく見ていますけれども、あの......、お願いしたいことはですね、私は認定と専門看護師が......、まだそんなに多いってわけではありませんけれども、彼女たちがいろんな勉強をしてきてですね、そしてその横断的に動くことに、全面的にかかわっていくことによってすごく効果を上げているというふうに思っているんですね。

 だから、いろんな職種が、どの職種も頑張っている中で、コーディネーター等も含めてですね、彼女たちが入り始めてすごく良く、横断的な動きも、先生方の、すごく積極的な動きも、すごくサポートできる、コーディネートできるというふうに思っております。

 大変、勉強するに当たってですね、自分のお金を掛けてですね、本当に百何十万出して勉強してきて、そしてそれを病院に、患者さんに貢献しているという実態がございますので、「チーム医療」という形をどれだけ定義するのかどうかは別として、そういうことを学んできている人たちで、そして成果を上げていることにおいてはですね、やはり診療報酬についても、感染症対策についても、随分診療報酬の費用を下げているという研究も出ておりますので、そういうところを考えていただきたいなというふうに思っております。

[遠藤久夫委員長(学習院大経済学部教授、中医協会長)]
 はい、ありがとうございます。(以下略)

 ▼ この後、嘉山委員が白川委員の指摘に答える形で、「本来の業務以外の業務に携わって、それが患者さんにとって良い結果を生むならばチーム医療として認めて良い」と定義。「呼吸器管理は医師の『本来の業務』なのでチーム医療としては認められない」と改めて反対した。 

 
 (この記事へのコメントはこちら

 【目次】
 P2 → 「何をもってチームと言うのか明確に」 ─ 白川委員(健保連)
 P3 → 「なんでもチームなんですよ、今は」 ─ 西澤委員(全日病)
 P4 → 「専門職の技術の評価もされていない」 ─ 北村専門委員(日本放射技師会)
 P5 → 「認定・専門看護師が横断的にコーディネートできる」 ─ 坂本専門委員(日本看護協会)

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