財務官僚の提唱する新しい医療提供の形 ~『現場協議会より』
それをやるための設計思想として、3つばかり考えている。1つは複数モデルプラットホーム型。これは、官か民かという対立軸ではなくて、官も民もいろいろな複数の異なる論理を組み合わせて高い効率と効果をエンドユーザーに提供する。それから、設計思想2はこれまでの戦後システムの価値規範の場を、縦割りの企業・産業システムから「地域」へと転換する。それから3つ目に官と民がともに支えるパブリック。
もう一つはBPO大作戦。よく、ビジネス・プロセス・アウトソーシングをBPOと民間企業では言うことがあるが、Budget Program Outsourcing。それも、Building Public Organismというこれは洒落だが、いわゆるパブリックの世界を拡大して、そこで官だけがパブリックを担うのではなくて、そこに移していく。そこに国民の価値選択で資産不足を引き出していく。大まかに言うとこういうことになる。
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