財務官僚の提唱する新しい医療提供の形 ~『現場協議会より』
日本では寄付税制の対象が非常に低いということで、新しい範囲の拡大。ここでやはり現場からの改革提案としては、納税者全体が公益性について納得出来る部分を定義し、社会に広く提起して寄付を促進する。例えば資本部分で、先程資本コストの話もあったが、そういった部分については公益性が明確ではないかということが言えるのではないか。
それから、私はパブリック・エクエティということを提案したいと思っている。いわゆるパブリックに対する持ち分のエクイティを持つということ、今あちこちで提案が進んでいる。日本ではなかなか寄付というのは難しいが、いわゆる投資でも利回りを求める投資ではなくて、資金拠出自体に価値があるような証券形態でそれであれば富裕層ではなくても出せるだろうと思う。
社会投資ファンド、友愛ファンドというような流れを作りたい。あるいは、信託スキームもあるかと思い。こういったものについて、バリューを投資者の資金拠出者に提示するというのも、いろいろなものは考えられる。
いろいろな恩恵を与えるわけだ。予防診断であるとか、いろいろなイベントであるとか。あるいは参加であるとか。そういうことについて、現場からの改革提案として病院側で出資者に対する価値としてどういうものが組み立てられるのかということだ。
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