文字の大きさ

ニュース〜医療の今がわかる

村重直子の眼15 長尾和宏・長尾クリニック院長(2)


長尾
「でも先生ね、今国民でそんなこと言う人はいますか」

村重
「今から出てきていただくんだと思います。先生のような方にですね」

長尾
「僕も色々な市民運動をやってるんですけど、草の根的なことになりますけど、各地区にいることはいるんですけど確かに少ないですね。頻度で言うと0.0何%。それを人類の5%運動じゃないけど、患者の5%が目覚めたら、医療は変わるんじゃないかな。多分『ロハス・メディカル』もそういうことで、全員を対象にしてないと思うんですね。少し賢いというか心あるというか、そういう患者さんを対象にしていると思うんですね。だから僕も色々なお付き合いもあるけど、患者さんとも常に行動してまして、それはもうフラットな関係、使われていると言った方が正しいかもしれませんけど、面白いですよ、やっぱり患者さんの言っていることってすごく真実があるしね。今日も丸尾さんていうねおばちゃん、認知症の人に、介護保険いらないと言うおばちゃんがいるんです。自分の私財を投げ打って、その辺に入れて一緒にわあわあやっている。僕も夜中助けてくれと言われて一緒にボランティアで、毎週色々なところの相談とか乗ってあげたりしてるんですけど、患者さんとということですね。上先生の周りにいるのは賢いというかパワフルな患者さんばかりじゃないですか、普通の患者さんでいいんですよ。でもまあ、清郷さんなんかも考えてみれば普通の人ですね。どんな人が言ってるんだろう混合診療制限反対とかってと思ってても、あの人の話を聴いたら全く普通の平凡な一患者さんですよね。あの人の場合すごい力というかパワーがあったけど。まあ先生のおっしゃるように、カギは患者さんですわ」

つづく

 1  |  2  |  3  | 4
  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
loading ...
月別インデックス