堀米香奈子のカタい話もやわらかく

室内はトイレより細菌が多い?! きれいにしたいとき。

投稿者: | 投稿日時: 2009年07月02日 18:28

前回、抗菌や防カビについて確認したのですが、では実際、自分たちで家の中の気になる場所・物を除菌、消毒あるいはできるだけ清潔に保つのに効果的な方法には、どのようなものがあるのでしょうか。


ちなみに、エアコン、押入れ・クローゼット、浴室、台所等にいて、“湿気を上手に逃がしてカビを防ぐ方法”については、先日「カビはほんとに侮れない。」の中でご紹介しました。今回は、細菌やウイルスにより焦点をあてて、普段見落とされがちな意外な場所や、具体的な対策を見ていきたいと思います。

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抗菌、防カビ、って本当は?

投稿者: | 投稿日時: 2009年07月01日 23:50

このところ、梅雨ということもあって、カビや酵母について取り上げています。その中でふと気になったのが、近年増えている“抗菌”や“防カビ”といった加工が施された商品のこと。対象となっているのは、お風呂場やトイレ、台所用品といった水周りの品々から、靴下やタオルなどの繊維製品、はたまた机や文房具などのオフィス用品など、実にさまざまなものがあります。


しかし、「抗菌」というのは、何に対して“抗う”効果があるのか、細菌?カビなどの菌類?それともウイルスにも効果があるのでしょうか?そしてどんな効果があるのか?さらに、「防カビ」という言葉もよく聞きますが、そう謳っていれば決してカビが生えることはないのでしょうか?


そもそも抗菌や防カビ以外にも、滅菌、殺菌など、似たような言葉が溢れていますが、それらの違いについてはあまり深く考えたことがありませんでした。ということで、こうした言葉の定義について明らかにしてみたいと思います。

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酵母って何者?

投稿者: | 投稿日時: 2009年06月29日 18:45

先のエントリー「カビはほんとに侮れない。」で、カビと同じ「真菌類」であり、カビ同様に人々の健康に被害をもたらすものとして、酵母に触れました。当初、私もこの2つを厳密に分けないまま説明していましたが、こまかく分けるとやはり別のもの。しかし、「酵母」と聞くと、ビール酵母やパン酵母など、私たちの生活に“役立っている”というイメージのほうが強いのではないでしょうか?


そこで、知っているようで実はよく知らない酵母について、もう少し調べてみました。

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謎の食中毒が増えてるそうです。

投稿者: | 投稿日時: 2009年06月28日 16:19

前々回、「カビはほんとに侮れない。」という話をさせていただいた時に、一言だけ、食中毒についても触れました。実際、食中毒もこれからの季節は件数がうなぎのぼりです。

東京都の過去10年の月別発生状況を見ても、2~5月までは月平均7件未満だったのが、6月には9件を超え、7・8月には12件以上、人数にすると各月とも200人を超えています。(ちなみに12・1月も件数が上昇しますが、これは特にここ数年、ノロウイルスの人⇒人感染が増えていることによるようです。)


しかも先日、原因不明の“謎の食中毒”が増えているのだとか・・・。

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誤解を与えるCM?!

投稿者: | 投稿日時: 2009年06月26日 21:47

先日、地球温暖化の影響で、蚊などに媒介される伝染病の脅威が高まりつつあるということに触れました。そんな折、ものすごく気にかかるテレビCMを目にしました。


それは、某有名「虫除けスプレー」のCM。注射器をモチーフにした“蚊”が出てきた上で、こんなナレーションが入るのです。

「蚊は別の人を刺した同じ針でアナタを刺します。いやですよね。」

1度見かけただけなので一言一句正確ではありませんが、けっこうショックで思わずメモしてしまいました。

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カビはほんとに侮れない。

投稿者: | 投稿日時: 2009年06月25日 08:16

晴雨入り混じった天候が続いているということで、昨日は熱中症について取り上げました。それにしてもこの時期、湿度の高さはどうしようもありません。雨の日はもちろん、晴れていてもものすごい蒸し暑さです。


湿度が高くなると、心配になるのがカビですよね。先日もこんな新聞記事を見つけました。

梅雨を快適に(4) 空気を循環 カビ予防
(読売新聞 2009年6月22日)

なかなか気になることが書いてあります・・・。詳しく知りたくなったのでもう少し調べてみました。


以下、知っておくと良いことや参考になるサイトをご紹介します。

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熱中症―危ないのは真夏より梅雨?

投稿者: | 投稿日時: 2009年06月23日 07:48

激しい雨が降ったかと思うと、太陽が照りつけて蒸し暑くなったりと、このところ数日ごとに天気がころころと変わる状況が続いています。ただでさえ体調を崩しやすいですよね。そんな中、痛ましい報道が先日ありました。

車で寝ていた乳幼児2人死亡 気温上昇で? 新潟・三条
朝日新聞 2009年6月21日


熱中症は、体の中と外の暑さによって引き起こされる体のさまざまな不調の総称です。気温が高かったり、運動によって体内で熱が発生し、うまく放散しきれないことが原因で起こります。


真夏の炎天下で暑さに倒れるというイメージがありますが、梅雨の頃(特にあける時期)のほうこそ、油断してはならないようです。

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雨と温暖化と感染症。

投稿者: | 投稿日時: 2009年06月22日 06:55

昨日は東京はすごい雨でした。一昨日は晴天だったので、朝起きて、突然の雨に驚いてしまいました(出かける用事があったので、自分の雨女疑惑がますます強まりました・・・)。


そういえば近年、「豪雨」と表現される雨の降り方が増えていますよね。その理由として地球温暖化が言われています。

環境省は先月、「温暖化対策なければ21世紀末の日本は豪雨増加」との予測を出し、温暖化の影響と経済損失について発表しています。また、これは世界的な傾向らしく(つい先日、アメリカでもそんな報告書が出されたと報道がありました)。


もちろん豪雨やそれによる洪水等も非常に困るのですが、私がそれと同等かあるいはそれ以上に怖いなと思う温暖化の影響は、感染症についてです。

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人の死について考えること。

投稿者: | 投稿日時: 2009年06月19日 16:34

昨日、衆議院本会議で臓器移植法改正案が採決され、脳死を「人の死」とし、15歳未満からの臓器提供(現行法では禁止)を可能とする案(A案)が、賛成多数で可決されました。

15歳未満認める「A案」衆院で可決…臓器移植改正案
読売新聞 2009年6月18日


争点は、大きく2つありました。脳死の法的な位置づけと、14歳以下の脳死の子どもからの臓器摘出・提供です。

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新型インフル ダメージを受けるのは経済だけじゃない

投稿者: | 投稿日時: 2009年06月15日 05:21

前回、新型インフルエンザによる経済損失について書かせていただきました。しかし、新型インフルエンザによる被害は、経済ばかりではありません。感染による直接的な健康被害は当然のことながら、それだけにとどまらないようです。

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