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ニュース〜医療の今がわかる

医道審議会医師臨床研修部会


斎藤
「今は総論を話しているが、また後で総論になっても構わないので、そろそろ今日の本題の個別論に入りたい」

ということで事務局がたたき台を説明。
プログラム弾力化案
定員の決め方案
研修指定病院の基準案

斎藤
「説明いただいたように論点が3つある。お互いにある程度関連しているが全部まとめては混乱するので1つずつ議論していきたい。まずはプログラムの基準から。で、確認だが平成22年度開始ということは今年夏のマッチングが絡むということか」

田原
「その通り。4月をメドに基準を見直して、各病院にプログラムを作ってもらって募集してもらいたいと思っている」

長尾
「到達目標はそのまま残るとすると、経験が求められる疾患・病態のAという項目は入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出するとなっているが、精神・神経系疾患も認知症や気分障害、統合失調症がAだが、これらに関して入院患者を受け持つのは変わらないのだな」

田原
「そういうことと認識している」

長尾
「となれば必修に近くなるはず」

田原
「到達目標達成のための方策は各病院で考えてもらう」

山下
「科によらずプログラム(まま)を達成していくというのが基本コンセプトなんだろう。それから短いタームでぐるぐる回るのはする方もされる方も大変だ。プログラム(まま)を達成できればよいのだから、むしろもう少し柔軟にしてもよいのでないか。地域医療が必修なのも理解に苦しむ。たしかに大切には違いないが必修で入れる理由が分からない。もう少し弾力化してよいのでないか。先ほども言ったように内科が必修というのも6ヵ月という期間は素晴らしいと思うが、それが内科のみだと現場としてはプログラムの組み方が難しい。救急は本当に大事だから3ヵ月ミッチリやればいいと思うが、全身管理に関しては内科でも外科でもできるところでやればいいのでないか。その方が現場はプログラムを組みやすいと思う」

斎藤
「本当に3ヵ月ずっと張りつかなければならないのか、救急は夜が大変なんだから、その他の期間とも合わせて3ヵ月ということはないのかということも検討課題だろう」

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