医道審議会医師臨床研修部会
河野
「プログラムの多様性が増えるわけだから、大きな数割れは起こりうる。そこは全体として枠を取ってもらわないと」
西澤
「選択必修が1ヵ月では短いという話が検討会で出ていたと思うが」
田原
「特に定めないとのことだったので3ヵ月で2科目でも3ヵ月、3ヵ月でもあるだろう。制度として決めず、病院が決める」
山下
「何とかの科で何とかというと、マッチングが終わってから決めるというようなペンディングにしにくい。たすき掛けの病院にやってもらうようなことを考えても、2つも必修があると動きづらい」
田原
「検討会でも診療科については様々な議論があった。が最終的に何科でも良いとしてしまうと自由度が高まりすぎちゃうということで、病院として決めてほしいということだ」
厚労省・杉野
「到達目標さえあればいいじゃないかという意見も確かにあった。現在は加えて国が7科の研修を義務づけていて、それでは余りにガチガチだから全体として弾力化できないかということで今の結論になっている。到達目標を、制度的にどの部分で担保するのか議論して、基本的な診療科は必修でそれ以外は選択でと合意された」
斎藤
「確認だが、プログラムを公表する段階では、ここは選択ですよということで研修医に選んでもらうということでよいのか」
杉野
「(いろいろ言ったが意訳すると)そういう風にとりまとめに書いてあるでしょ」
斎藤
「それは協力病院も含めてということか」
杉野うなずく。
- 前の記事臨床研修検討会6その2
- 次の記事医道審議会医師臨床研修部会2日目