医道審議会医師臨床研修部会2日目
小川
「指定基準を厳しくすると前回コンセンサスができたと思う。3千人というのは余りに少な過ぎないか。300床の病院ですら年間6千人入院している。3千人だと、もの凄く小さな病院を含むことになってしまう。これでは、むしろ後退しているではないか」
富永
「指導医養成講習会なんかで指導医たちの声を聴くと、5人もとても面倒みられないと言うのが専らだ。条件を5人とすれば、たくさん研修医を抱えられるが実際問題どうなのか。これは、やっぱり指導医の意見を広く求めていただきたい」
齋藤
「1人以上だから」
田原
「指導医が1人で5人みなくちゃいけないということではない。あくまでも配置基準なので、指摘のことは分かりかねる。最低限研修医が5人いるなら1人は置いてくださいねということで、1人に1人の指導医を付けても問題ないのだから。基盤の最低限として1人の指導医が5人以上受け持つと指導の質が担保できないのでやめてくださいねということだ」
こんな詭弁が通るものだろうか。指導医が研修医の枠を決めてよいのだったら、この理屈も成り立つだろうが。ムカッとするに決まっている。
富永
「言葉を返すようだが、指導医が大変だと言っているということだ。こういう基準があったら、いつまでも5人に1人で構わないんだということになってしまう」
田原
「これは指定の基準なので病院で質を高めるのは自由」
飯沼
「日本医師会でも指導医講習会をやっている。研修医は2学年で1万6千人いる。これ5人に1人も指導医はとてもじゃないけど数が足りないだろう」
それが本当なら大問題だが
「田原、現在指導医講習会の受講経験者は2万数千人いるので、トータルでは問題ないと考えている。絶対数として足りないことはないと思う」
デマじゃん! 本当に素人が1人混ざっているかのようだ。
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