医道審議会医師臨床研修部会2日目
齋藤
「次は定員。医師派遣を評価するということだが、派遣の定義について事務局にアイデアがあるなら聞かせてほしい」
田原
「先生方のご意見を伺ったうえで詰めていきたい。考えているのは、現在大学が病院へ医師紹介をしている、それが基本」
齋藤
「まず都道府県の定員の方から。20年度の定員と比べると減ってはいるが、実績との差は多くない。これはこれで議論ないのだろうか」
富永
「さっき説明の時に分からなかったのだが、1ヵ所、定員と書いてあるところ実績と言ったが」
田原
「ご指摘の通り言い間違い」
西澤
「派遣のことが、ちょっと理屈がよく分からない。もう一度説明してほしい」
田原
「今後詰めていくことだが、いわゆる医局派遣として大学が本人の承諾を得て病院を紹介している、そういう場合の実績を勘案してはどうかと」
西澤
「医局からの紹介といっても色々なケースがある。1年ごとに入れ替わる場合もあれば10年同じ場所にいる場合もある。でも、紹介で病院に行くということだけだと医局全員が派遣になる。しかも派遣という場合には、派遣元に所属しているものだが、医師の場合相手先病院の正規職員になるんで、その辺きちんと整理しないといけないだろう。今後は都道府県全体で医師紹介を行っていくことになっているのだから、そのルールの中で動いている人数にするとか、年限とか明確な基準をつくってほしい。それから加算率は派遣している人数と関係あるのか」
田原
「前段についてはもう少し詳しい基準を踏まえて制度にしたい。医師の経験年数等も考慮に入れられないかと考えている。後段は何人いるから何人加算というのはこれからご意見をいただければと思うが、100人とか200人とか派遣実績のある所もあるやに聞いているので、いくつかの段階を設けて、さらに上限も設けることになるだろう」
- 前の記事医道審議会医師臨床研修部会
- 次の記事最新の媒体資料を公開しました