「救急」「4疾病5事業」「副傷病」で議論―DPC評価分科会
2010年度の診療報酬改定で導入される「新たな機能評価係数」について、5月14日の中医協・DPC評価分科会(分科会長=西岡清・横浜市立みなと赤十字病院長)は、「救急」「4疾病5事業」「チーム医療」「副傷病」などの項目を審議した。「新たな機能評価係数」の候補に関する厚生労働省の説明と、委員の発言要旨をお伝えする。(新井裕充)
【西岡会長】
それでは、「新たな機能評価係数について」ということで、事務局(保険局医療課)よりご説明をお願いいたします。
【保険局医療課・長谷川学課長補佐】
はい。それでは、資料の「診調組D―4」でございます。「各項目の評価指標について」という資料を用いまして、ご説明いたします。
これは、前回(4月27日)の構成と同じでございますが、(新たな機能評価係数の候補のうち、DPC対象病院においてのみ評価を検討する項目である)Aの1、2、3と並んでおりまして、1番が、DPCデータを用いて分析が可能なもの、2番がDPCデータによって一部分析が可能、または医療機関の負担が少ないもの、3番がその他の事項でございます。
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繰り返しになりますが、右側の項目、「評価指標の例」の丸と黒丸の差でございますが、丸については、DPCデータですぐに集計が可能なもの、黒丸については、特別調査等によってデータが把握可能なものでございます。
本日も、こちらの項目について、ご意見をいろいろ頂きまして、もし絞り込めるものがございましたら、意見を頂いた上で整理をいただければと考えております。
<救急医療の評価>
特に、(A―)1番の⑦、「救急・小児救急医療の実施状況及び救急における精神科医療への対応状況による評価」。これ、いろいろ、丸が多数(候補が)ございますが、これにつきましても、意見を頂きまして、もし、この場で絞り込めるものがあれば、ご意見を頂ければと思っております。