「眼科」「外科」「産婦人科」は黒字 ─ 診療科の収支を改定に反映か
■ レセプト診療科別
[小野太一・保険医療企画調査室長]
レセプト診療科別の収支について、「入院」「外来」「入院・外来計」について、それぞれの診療科のプラス、マイナスを見た。
1. 入院
2桁のプラスが出ているのが、小児科、外科、形成外科、呼吸器外科、産婦人科、婦人科、眼科、耳鼻いんこう科。
▼ 眼科(46%)と呼吸器外科(39%)が飛び抜けている。
2桁のマイナスが出ているのが精神科。マイナスが出ているのは、ほかに呼吸器科、循環器科、麻酔科。
▼ 精神科はマイナス22%、次いで麻酔科がマイナス7%。
2. 外来
外来はどこもマイナスになっているが、特に大きな2桁のマイナスが出ているのは、精神科、神経内科、呼吸器科、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科と、ほとんどが2桁のマイナス。
3. 入院・外来計
入院と外来を合わせると、2桁のプラスが呼吸器外科、眼科。
2桁のマイナスが出ているのは、精神科、呼吸器科、形成外科、皮膚科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科となっている。
【目次】
P2 → 調査の概要
P3 → 調査の内容
P4 → 入院、外来別
P5 → レセプト診療科別
P6 → 診療科群別
P7 → 患者1人1日当たりの医業収支
P8 → 収支率の分布
P9 → 「等価係数」について