11月4日の中医協 (ブリーフィング)
■ 薬価専門部会② ─ 後発品のある先発品の薬価改定等
2. 後発品のある先発品の薬価改定等について
特例引き下げの問題については、あまり議論はなかったわけですが、1号(支払)側のほうから「もともとは先発品と後発品の薬価の差がどれぐらい後発品の使用促進に影響があるのか」という指摘がありました。
けれども、諸外国の状況(直近5年間の日本と欧米4か国の価格推移)を見ると、「必ずしも薬価の差はあまり影響しないのではないか」ということもあって、前回、(後発品が収載された後の先発品の追加引き下げ率を06年度の6~8%から、08年度に)4~6%にとどめたわけですが、「この辺の追加(引き下げ)も議論すべきではないか」というご意見のみがございました。
この特例引き下げの問題についても、「それでどうするか」ということはあろうかと思いますが、全体の中でまた議論していくことになると思っております。
3. バイオ後続品について
(長野明専門委員から説明があった)バイオ後続品については、まだこれが全体の薬の中でどのぐらいの位置付けなのか分からないので、今日はプレゼンだけで終わって、「こんな問題があるんだ」ということの理解が進んだということかと思っています。以上です。
【目次】
P1 → 薬価専門部会① ─ 同一成分の既収載品がある新薬の薬価算定
P2 → 薬価専門部会② ─ 後発品のある先発品の薬価改定等
P3 → 基本問題小委員会① ─ DPC
P4 → 基本問題小委員会② ─ 病院勤務医の負担軽減
P5 → 基本問題小委員会③ ─ 精神医療
P6 → 基本問題小委員会④ ─ 宿題事項